通りがかりの社長、取り締まりに立腹…監視員どつく

社長は29日夕、東京都中央区日本橋人形町の路上で、内装工事用ワゴン車の男性運転手(48)が取り締まりを受けたのを目撃して立腹。「勘弁してやれ」と怒鳴り、監視員の胸を突くなどした疑い。

2種類の観点。

まず、男気のある「本宮ひろ志ャー(もとみやひろしゃー)」な人だよなと。人情味がある感じがします。ここの社長にかわいがられるならかなり快適な職場になるとは思われます。

もうひとつは、こいつの独断専行ぷりもまた「本宮ひろ志ャー(もとみやひろしゃー)」だよなと。
だって、たぶん「おれがかわいそうと思ったからかばった。おれほどのものがかばったんだから「カンベン」すべきだろう」というグルーヴが感じられるじゃないですか。

社長は「運転手と面識はなかったが、仕事なのに罰金を取られるのはかわいそうだと思った」と供述している。

これですよ。そういう配慮が欠けてる。義憤の人ではあるんです。いい人だと思うんですよ。だから、まったく社長らしい方です。社長のウツワになる人ってのはある程度「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」ならぬ、「僕は僕と身内だけを傷つけない」って感じじゃないですか。
その独自の「身内」感覚で、「内装工事用ワゴン車の男性運転手(48)」は身内として「守るべき対象」になり、「民間の駐車監視員の男性(26)」は憎むべき敵となったわけです。

「罰金を取る」のも仕事なんですけどね。

参照:[Amazon.co.jp:愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない: 音楽]