[ITmedia +D モバイル:「ダラダラ長いからCD売れない」――丸山茂雄“47秒・着うた専用曲”の必要性を語る (1/2)](mixi)

1曲1分以内で楽曲のサビだけを配信する着うた市場は伸びている。つまりユーザーは、1曲が長すぎるCDを拒否し、短い着うたを求めている――丸山氏はこう考え、47秒で完結する音楽を専門に販売する携帯サイト「47」(ヨンナナ)をこのほどオープンした。

おもしろい。すごくおもしろい試み。ワイドショーのオッサンコメンテーター的なことからいわせてもらうと、日本人はなんでも小型軽量化することに長けているから、これはうまくハマるとすごいことになると思うのですがどうでしょう。

 丸山氏は47のサービスに参加するアーティストを集めるため、短い楽曲の良さをプレゼンして回っている。その際、ワンコーラスがちょうど47秒であるビートルズの「Please Please me」を聞かせる。だが最近のアーティストには、なかなか理解してもらえないという。「今の若いやつら、ビートルズ聴いてない。だから分からないのよ。それで実は、苦戦してる」

でも、短い曲ってのは存在しますよね。90秒だけど。しかも、世界でもっとも聞かれている日本の曲のジャンルですよね。
それは「アニソン」ですよ。90秒のアニソンがもっともガイジンに浸透してる日本の楽曲ですよね。日本のロックミュージシャンがいくらエラそうなことをいっても、ドラゴンボールとかトトロとかの主題歌(と現地語訳の歌唱)に、負けているわけですよ。

そうじゃなくても、たとえばゲームミュージックってのも日本初の音楽で世界中に浸透してるでしょ。スーパーマリオの音楽は世界共通じゃない?これは1ループ47秒より短いよな。
ドリームズカムトゥルーの中村正人氏が、ロンドンでレコーディングしているとき、「ソニックザヘッジホッグ」の音楽を担当していることをいったとたんにみんなからソンケイされるようになったそうです。

ということを考えると、47秒の美味い曲ってのも絶対に作ることができると思うんだよな。求める先をまちがえているような気がしますよ。

ビックリ水族館(紙ジャケット仕様)

ビックリ水族館(紙ジャケット仕様)

その昔、鈴木慶一氏が審査員とプロデュースをつとめたこのオムニバスアルバムは「ビックリハウス」という雑誌の読者からの投稿デモテープを集めた作品集ですが、その中にたしか15秒部門ってのがあり、15秒でも名曲は作れるはずとのコンセプトがありましたことを思い出します。

このアルバムはコマーシャルに使われる曲というコンセプトですべて1分の曲が40曲つまってます。1分でもかなりバリエーションに富んだ曲が作れることがわかります。

と、「47」が流行ると絶対におもしろいのでぜひ流行ってほしいと思います。

若手にやらせるより、大滝詠一氏とかムーンライダーズを引っ張り出して「お手本」を作ってもらうほうがいいんじゃないかねえ。