[痛いニュース(ノ∀`):映画『20世紀少年』“35点” 「原作が映画向きではない」「60億円かけたゴミ」…超映画批評]

でたー。
いや、なんかホッとしたよ。予告編がおもしろそうなんだよ。Tレックスの「20センチュリーボーイ」のイントロでだまされそうになるんだよ。なんかワクワクしちゃってたんだよ。

世の中には、映画に向く原作とそうでないものがある。煮ても焼いても食えないというやつだ。はっきりいって、この作品を実写にして、いいものができる可能性はゼロだ。それはスケールの問題ではない。たとえハリウッドが100億円かけても無理だろう。まともに見られる形にするには、中身をガラリとかえるしかない。だがそれをやったら、タイトルを『20世紀少年』にする意味がない。

これですよこれ。ズバリ原作を評価してます。実にそうなんすよね。あの「THE支離滅裂」で「THE荒唐無稽」を1本のマンガとして成立できるのは、すごく逆な感じがしますが、浦沢直樹氏がマンガの天才だからなんですよね。まあ、「やっつける」天才なんだけどね。破綻してループして矛盾しまくりのところを読ませるんだからさ。
実はマンガの才能ってのは「ここ」なのかもしれません。ずっと同じ話を飽きさせることなく、単行本が発売されるたびにせっせと買わせることができる力。

ビジネス面での理由以外に、納得のいく答えは見当たらない。いくら儲かるとわかっていても、60億円もかけてゴミを作るという発想

ここまでいうのもどうかとは思いますが、公開前にここまでの話題を提供した時点でこの映画は成功です。まちがいなく大きい儲けが出るはずです。なぜなら「話題作」ですから。

世の中には「話題作」=「名作」って人が多いです。実に多いです。そして実は、あなたもわたしもそれに該当してます。気がつかないだけです。それが「話題作」のワナです。

これ3部目とかは皆特殊メイクでもすんのか?
もう今から笑えるwww

そうだよな。そうなるとギャグじゃん。

しかし、もはや、映画のほうで1からオリジナルの壮大なやつを作ることができないなら、マンガのほうで、映画化しやすい派手でコンパクトにまとまっているヒット作を量産すればどうだろうね? たぶん、「20世紀少年」のおかげで、3部作の大作は今後2度と作られることはなくなると思うよ。