[「それは、ネタじゃない」“あらびき芸人”の苦悩と野望 : 日刊サイゾー]

「事前の打ち合わせとか、ほとんどやってないんですよ。自由にネタをやらせてもらって、オンエアを見たら、『こんなふうになってたのか』と、いう発見があります。そこに、東野さん藤井さんのツッコミが加わって完成するのが『あらびき芸』なんですよね」

ああ、「素材のうまみ」のみで勝負できないのがあらびき芸人なのですね。

小島よしおやエドはるみ、鳥居みゆきなど、『エンタ』に落ちまくっていたのに、ブレイクした途端、手のひら返しでオファーがくる。

だから、売れるのを待つわけですね。とにかく売れればなんでもよくなるのですね。売れるのと露出とのカンケイって卵が先かニワトリが先かみたいな問題ではありますね。

「別のあらびき芸人が他の番組に出たときにも、ここでアップで抜いてほしいというタイミングでゲストの顔になってしまったりして、結果すべってしまったり。やっぱり、調理法を選ぶ食材だらけなわけで、そうでないと、食べ方の分からない珍味になってしまうんでしょう」

ダウンタウン松本氏も大ブレイクしてからも四六時中ブータレておられましたが、やっぱりスタッフ側もセンスとか「お笑い愛」は絶対に必要ですよね。そういった意味じゃ、「あらびき団」は甘やかされているくらい愛にあふれた番組ではあるのですね。