[『夏のあらし! 〜春夏冬中〜』キャラソンアルバムが誘う"昭和"への旅 - 日刊サイゾー]

声優さんがカバーする昭和歌謡のアルバムなんです。

「選曲が絶妙です。78年の「みずいろの雨」から89年の「淋しい熱帯魚」までをカバーしているのですが、この78年から89年というスパンは、往年の国民的歌番組『ザ・ベストテン』(TBS系)の放映期間とピタリ一致します。J-POPに切り替わるより前の、歌謡曲の黄金期を掬い取った恰好になりますね」

そうなんですよ。ホント絶妙。

1. 夏休み/八坂一(はじめ)(CV:三瓶由布子
2. ギャランドゥ/村田英雄(グラサン)(CV:安元洋貴
3. みずいろの雨/マスター(CV:生天目仁美
4. Romanticが止まらない/山崎加奈子(CV:堀江由衣
5. ギザギザハートの子守唄/上賀茂潤(CV:小見川千明
6. 天城越え/カヤ(CV:名塚佳織
7. コンピューターおばあちゃん/伏見やよゐ(CV:野中藍
8. 淋しい熱帯魚/伏見やよゐ&山崎加奈子(CV:野中藍堀江由衣
9. 昭和ブルース/村田英雄(グラサン)(CV:安元洋貴
10. ハイスクールララバイ/塩谷feat.山代武士&十五流一夫(CV:杉田智和
11. レーダーマン/???
12. 君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。/嵐山小夜子(あらし)&カヤ(CV:白石涼子名塚佳織
13. セーラー服と機関銃/嵐山小夜子(あらし)(CV:白石涼子
(取材・文=後藤勝)

みんなわかるし、すごくいいところ。色モノでありマジであり。

 昭和が終わり、ザ・ベストテンが終わり、歌謡曲が終わった80年代は、まだ自力で飲み下すにはちょっと濃厚だ。古くなりきっていないから、拒絶反応も起きやすい。そこをアニメキャラがMCとしてワンクッションを入れることで聴きやすくなる、という現象が起きているようなのだ。

そうだよ。これが中川翔子さんあたりでもカバーはキツイなと思ったりしたもの。中川さん、アニソンのカバーアルバム出してましたけど、「しょこたんギザマジすな」ってちょっと悪い意味で気圧されたもの。

ということでちょっと期待します。

[Amazon.co.jp: 夏のあらし! キャラクターソングアルバム: TVサントラ, 嵐山小夜子(白石涼子), 八坂一(三瓶由布子), 上賀茂潤(小見川千明), マスター(生天目仁美), カヤ(名塚佳織), グラサン(安元洋貴), やよゐ(野中藍), 加奈子(堀江由衣): 音楽]

こっちは前作ですな。これもなかなか。「氷の世界」なんかどうなんだろうなあ。