[すごい利己的であざとくてせこい生き方に徐々に冷めていった:引いた瞬間、冷めた瞬間]

非常におもしろかった。
彼氏彼女の言動行動に冷めたって話を集めたサイトです。
圧倒的に彼氏に冷めた女性のネタが多いです。これもそう。

なんかお金の損得しか価値基準がないみたいなのってやだよね。

こういうヒトで、金につながるコトにしか興味を示さなくて冷めたそうです。

で、本題はここじゃないんだ。このあと、レスの応酬が続くのです。

要するに、じぶんを支える正義が小さいんだよね。
そういう人って現実主義だから金儲けはそこそこだけど、
実際のお金の使い方が下手だったりするよ。何をやっても満足できない。

このレスに反応したヒトがいます。

そうかな?
私の周りの金儲けできてる現実主義者はみんな税理士つけて
きちんと管理してるみたいだよ、投資も運用もかなり慎重にしてるし。
正直、お金に関する面では>>607の彼以上に正義もなにもない
意地汚い人達だけどそれはそれで徹しているな、偉いな、としか思わない。
私がお金大好きだからこんな風に思うんだろうね。
人それぞれでおもしろいな。

このレスですよ。今回の金脈は。
このヒト、上記の冷めた彼氏にすごく近いヒトです。そっち側からの反論ですが、このヒト(性別イマイチわからない)のレスの興味深いところは、前記のコメントの「実際のお金の使い方が下手だったりするよ。」に反応してるんですね。
これまでの流れでいうと、つまり、金金でもっとココロが豊かになるものに興味を示したりしなくてつまらないって流れなのに、「金の使い方を知らない」ってことにカチンときたんですよ。
それでいて、「金を使う」じゃなくて「管理」「投資」「運用」と、あきらかに風流でないところを取り上げて「金の使い方」としてるんですね。
つまり、最初の彼氏や、このレスの方は、実際にそうだってことをすごく裏付けているんですね。
本やら音楽やらに金出すのはバカってのが行間から富山市の「こうげん」ってケーキ屋の名物のミルフィーユのパイの間に塗ってあるカスタードクリームくらいどっぷりとにじみ出てるんですよ。

それこそ、最後の1行でうまくまとめたつもりですが、微妙な負け惜しみ感と同時に、見下してる感、あと怒りが伝わってくる、「生きている」「血の通った」文章になっています。

中盤のなにがいいたいのかいまひとつわからないのに、伝えたい「感情」がビンビンとくるのもステキすぎます。

悟っているつもりでも揺らいでしまう。これこそがヒューマンで、その揺らぎを伝えるのが文学ですよ。だからすごい文学です。

こういう風に、感情をガツンと乗っけられる文章にすごくあこがれていますよ。いやいやイヤミとかじゃなくて。おれがいつでもイヤミをいうと思ったら大間違いです。
こういうのは感情的になってそのイキオイでがーっと書いてもなかなか難しいところがありますからね。本当天賦の才か奇跡的な偶然か。

このエントリ自体は、エクササイズなどで身体に筋肉をつけてスポーツに特化したり、芸能芸術に特化したりするように、金を儲けられる身体にカスタマイズするのは、すごく意味のあることだし、実際に金になるのでいいことです。
そこまで割り切って行動してその志向を他人にすすめられるくらいの自信を持ちたいなと思います。

もっとも、こっちのほうはあこがれてませんけど。ヒトに自分の好きなものを強要しては煙たがられる人生だったのです。もう煙たがられるのはイヤなのです。禁煙したのもそんな理由です。