有名な実録4コマですね。

嫁さんが痩せ体型なのに胸が大きいから
もっとそれがわかる服を着たらいいのにとダンナさんがいったら
中国では妻の肌を露出させたがる夫はいないと嫁さんが怒るというもの。

この感じわかるんだよな。
なんていうかな、日本人だけでは絶対にないと思うのだけど、
男性の多くは、「いいオンナ」をみたらそれをいろいろなヒトに知らせたくなる
欲求にかられる。

2ちゃんねるでわざわざ自分のコレクションの画像を貼り付けるヒトがいて、
それを自分のやってるまとめサイトでわざわざ画像をまとめて貼り付けるヒトがいて、
それをTumblrでリブログするヒトがいます。
そしてそれらをまたコレクションして2ちゃんねる掲示板に貼っていくわけです。
その間に、自分で撮った画像も貼ったりしていきます。

冷静に考えると、せっせと貯蓄したコレクションをみせびらかすのはソンですよね。
しかも、版権があったりもするので実はリスキーでもあります。
でも、やります。
このループは途絶えることはありません。
そして、名作が延々に残り続けています。

それは「おれはこういういいオンナを知ってる」と知らしめたい欲求があるからだと。

ここでこういうたとえをかますと格段に下品になり、ちょっとニュアンスがかわると
は思います。でも、書きます。

藤本義一氏の世界の性風俗を書いたエッセイで、
南米だったか、南インドだったか。
洞穴が1大売春宿、いや字のままの売春窟になってるところがあります。
それぞれ横穴があり、そこに女性としけ込むというシステムになっているそうです。
で、そこで「いい思い」をしたオトコは終わるなり本道のほうにいる男性陣に、
「ここにすばらしい女性がいる。おれは今天国にいる」と叫ぶそうです。
別にお金をもらってるわけでもないしなんのトクもないけどそうせざるをえないわけです。
これがなんというか太古の動物の本能的な感じというか、つまり「いい思い」=「自分の遺伝子をいい感じで残すことができる」というかな。種の保存欲っていうかな。

「おおげさだよあんた」

いやまあ、つまりはそういう伝播欲賞賛欲があるんじゃないかと。それは自分の奥さんにたいしてもしかりでな。

だいたいが、「中国嫁日記」は全体がそうじゃん。「おれはすげえいい嫁といっしょにいる」って。これに「いいだろう」って思うのは嫉妬で、そう感じるのも自然とは思うけど、多分に対外にそれをいうことで自分の幸せを再確認したり増幅させたりするわけだと思うんですよね。
かくいうわたしも今朝、発作的に「王様のブランチ」のレポーターの胸がでかいことをツイートしましたし。わざわざiPhoneの今見てるTVチャンネルを話し合うためのアプリからツイートしましたよ。

で、逆のほう、女性側のほうは女性じゃないのでよくわからないけど、「賞賛されたい欲」のほうが強い気がします。自分をホメたたえたりしてほしいという欲求。これが強いのではないかと。
だから、みんくちゃんねるなんかでおなじみの「女神」ってシリーズや「板」があるんかなーって。あれはうれしいだろうなあと。

中国嫁日記」、好きでちょこちょこ読ませていただいてますが、微妙に嫁さんの露出がきてますね。画像がでたりリアル似顔絵がでたり。
あまり嫌われないようにしてくださいね。いきすぎると嫌われます。自身の体験より。ちょっとヒヤヒヤする。

まあうらやましいよな。
いろいろと書いてないところの生臭い苦労とかもありそうですけど。書いてない生臭い「いいところ」もあるだろうけど。