その理由は書くまでもないことですが、SAの従業員である私が
福島県内およびその近くでの出来事』と書かれている記事の出来事に
全く心当たりがなかったからです。

なんだ?この最近の「実はデマでした」ブーム。
地震から1年経ってさらに加速しつつあるよなあ。
しかも、いかにもそれっぽいネタが多い。
なんつか、ニンゲンの想像力の豊かさを思い知るよなあ。

私が直接聞いた安達太良の清掃職員も、聞いてもらった
那須の清掃職員も『福島の銘菓、野菜、米など大量に捨てられる』
そんな光景は一度たりとも見ていないと言うのです。
大量どころか、少量でさえ見たことがない…と。

そしてコワイよな。
そこまでしてウソをついて多くのヒトにイヤな思いをさせるのってなんだろう?

悪いのは完全に、この記事を書いたライターと、載せた週刊ポストです。

『新聞・テレビにあふれる悲劇や美談だけでは大震災の真実は語れない。
 真の復興のためには、目を背けたくなる醜悪な人間の性にも
 目を向けなければならない。』

記事の冒頭の一文は、なかなかよくできた自己紹介じゃないですか。
これほども醜悪さを感じた人間の性は久々ですよ、私は。

『心底、嫌悪と怒りがこみ上げる話である。』

お前が言うな!!完全にこっちのセリフだ!!

たぶん、この件に関してはスルーしそうですよね。
福島県民の気持ちをまた暗くして。

福島の人間を差別することはいけない?

ほぼ完全にウソのこんな記事を書くより酷い
福島差別があるんだったら見せてほしいものです。

まあ、東北の方でも、被災民を代表してなんだかスゴイことおっしゃってる方もいますし、いろいろな立場でいろいろな意見が錯綜しててなにがなんだか混乱が収まらないままで1年って感じではあります。

この記事だって本当かどうかわからないですけどね><

コメントにありました。
実際のところそうなのです。
地震前からそうだったんですけど、地震以降はずーっと、ギャンブルが続いているような気がします。
ほれ、流行ったじゃないですか。何人かのヒトがあるところに閉じ込められてニンゲンの心理を揺さぶるタイプのゲームをやって、騙したり騙されたりしてお金をためていくやつ。映画でもマンガでもドラマでもいろいろありました。
2011年3月11日よりずーっと、「日本」って狭いところで「それ」をやらされているような気がします。
そいで、どれかには絶対に乗らないとダメなんですよね。つきあいが多いヒトほど自分の立ち位置を明確にしておかないとダメなような気がします。

とくに大きいのがフクシマに対しての気持ちとスタンスですよね。なんつか、「発言」される方はもれなく立場を表明させられていたような気がします。うまく逃げている方もいるんでしょうし、物理的な意味で逃げてらっしゃる方もいるし。

「引っ越しの理由は放射能ですよ。都内にはご両親もいて、子育てを手伝ってもらうという意味では東京にいたほうが楽なんですから。震災後に沖縄移住を考え、即実行したんです。オダギリさんが東京にいるときは、東京に来ることもあるかもしれませんが、子供のことを第一に考えていますから、沖縄中心の生活でしょうね」
[NEWSポストセブン|香椎由宇 オダギリジョーと離れ子と沖縄転居、放射能原因か]

たとえばこういうの。

まあ、難しいところですね。おれはぼんやりとしたままです。
最初のニュースをきいたとき捨てるのならくれとは思ってました。