生まれて初めてのコミックスが出た。

http://anond.hatelabo.jp/20121002174104

はてな匿名日記ですね。
マンガ家をやってはじめて単行本が出たけど、
amazonで叩かれたと。

続々とつく「つまらない」というネットレビューに愕然…。

その後も評判が悪く売り上げも悪いようす。

アマゾンレビューの「つまらない」や「期待はずれ」という冷たい言葉の数々に心も折れ

なんだか一生消えない入れ墨を入れられたような気持ち。

けれどこれが俺の実力で、現実だったんだな。

コミックス作業が終わったら即次の仕事の話ももらえるもんだと思っていたけれど、

どうやらそれも無いようだ。

単行本が出るということがとてつもないことですし、さらにいえばamazonにレビューを書いてもらえるってのはもっとすげえことだと思いますよ。書きやすい傾向のジャンルなんかはありますけど、それにしても「このマンガ本当に出てるの?」ってくらい無風状態のもののほうが多いんですからねえ。

おれなんかマンガ家ってだけですげえと思うし、同人誌即売会で本を売ったってだけでも思う。だから、マイドーターはすげえと思ってる。
それにくわえてプロのマンガ家というのは、担当編集がついているし、「編集」というフィルターでありハードルであるものを飛び越えた結果の作品であるわけだしその結晶が単行本だよ。
少なくとも編集と作者は売れて欲しい、売れるはずだと思いつつ世に出してるわけですよ。その責任の度合いとか気持ちの度合いはちがうんでしょうけどね。

色々なものを犠牲にしたし、得るものもあった。

けれど傷ついてしまった分、駄作でスタートを切ってしまった分

次はマイナスからのスタートだ。

マイナスと思ってるのは作者だけかもしれないのですけど、そういう気持ちがマンガに反映されすぎないようには注意して欲しいところですね。

では、「おもしろい」マンガとして出会うことができるのを待っております。
おれはおもしろいマンガに出会うことが1番の興味でメソメソ新人マンガ家の泣き言はそれほどです。