「汚らしいニグロめ!」は人種差別に当たらない!?

裁判所の裁定によると、侮辱は「それが真の嫌悪に基づいて行われる」か、もしくは他者に人種的嫌悪を引き起こす危険があり、「人種、民族、国籍、宗教が原因の差別的行為」を引き起こす場合に限り、「人種差別的」と判断されるそうだ。

だから、『汚らしいニグロめ……このニグロどもはここで何をやってやがるんだ?(Sporche negre -- cosa ci fanno queste negre qua?)』といって殴っても人種差別主義ではないんで人種差別ではないんだってさ。

スパゲッティが鼻から出てくる判決やわな。

イタリア最高裁が「とんでも判決」を下すのは珍しいことではない。

ここ数年で、仕事中に女性のお尻に触っても、それが「単発的で衝動的なもの」ならばセクシャルハラスメントにならない、とか、ピッタリのジーンズをはいた女性が強姦された事件で、服装が悪いと却下するなどの判決が下されている。

イタリアっぽーい。さすが「コルポグロッソ」を生み出した国だ。