「浄霊をする」と1億円詐取か…自称占い師61歳女

女は、神戸市中央区の女性スナック経営者(36)に「波動占い」と称する占いをし「霊がついているので、インドの高僧に浄霊をしてもらう。その代わりに自分が手掛けている介護事業に融資してほしい」などと持ち掛け、2004年2月上旬から3月下旬にかけて4回にわたり計約770万円をだまし取った疑い。

いやあ、いいね。詐欺の見本。しかも、流行のキーワードをかなりうまくからめてる。

「波動」「霊がついてる」「インドの高僧」「浄霊」「介護事業」

胡散臭いキーワードベスト10の上位ランクインしたワードを無理なく織り交ぜてるですよ。

「波動」

なんかカッコつく言葉ですよね。昔からマジだったり、ワザとだったり、いろいろな方にとっても役に立ってる言葉です。このコトバを発明した人にノーベル賞を与えてもいいんじゃないかしら。

「霊がついてる」

これもとってもベンリに使われる言葉ですよね。また、平安時代とか由緒ある言葉ですよ。

「インドの高僧」

これはつまり「西遊記」あたりにルーツがあるんでしょうかね。天竺のありがたいお経というイメージから、インドは聖なる国という感じはありますよね。あと、だれだっけ、サイババとかもね。

「浄霊」

除霊じゃないってのがポイントですよね。なんつーか、「平和的解決」が感じられますよね。

「介護事業」

これも。今、タケノコのイキオイでニョキニョキあちこちで聞かれます。「金儲け」のニオイもするけど、同時に「慈善事業」のニオイもするという。

福井県越前市の自称占い師の女(61)

だから、なかなかたいした女性であると思われますよ。越前カニカニミソをたっぷりくらった越前クラゲのような女性なんでしょうなあ。