近くのマンション前から同市指定の可燃ごみ袋を1、2袋持ち去り、中のごみ計約12キロを民家の庭に不法投棄した疑い。「30回以上やった」「ごみ袋が欲しかった」と供述している。
「おばあちゃん感覚」な事件だよなあと思った。
市内の一軒家で夫と暮らしており「金に困っているわけでもなく、ごく普通の生活をしている高齢の女性」(同署)という。
ちがうんだよ。自分が解せないと思うものに金を払うことはできないのが「おばあちゃんモラル」なんだよ。孫にはPS3の高いほうを並んで買って持ってくるくらいなのに、ゴミ袋には金を出せないんだよ。それは「あんなものに金なんか払う必要なし」と確信してるからですよ。
で、その際にかける迷惑は「知ったこっちゃねえ」って感じ。この「知ったこっちゃねえ」は老若男女ある感覚だろうけど、その目的が理解されがたいのがおばあちゃん感覚。まあ、ゴミ屋敷もこの感覚に近いところができていくような気がする。
袋は45リットルが1枚10円、30リットルと20リットル袋が8円程度。
たかだかこれくらい。でも、「たかだかこれくらい」だからこそ、金を払いたくないって感覚。
6月初め、繰り返しごみを投棄された民家の家族が「2月ごろからごみを庭に放り込まれ、精神的にまいっている」と同署に相談していた。
もっといい「捨て場」があれば事件に発展しなかったんだけどねえ。
「被害者は誰かに恨まれていると悩んでおり、まさか袋入手が目的とは思わなかったようだ」
これはたしかにイヤだろうなあ。駅前に停めた自転車のカゴにゴミが山盛りだったときの感覚をより増幅させてドス黒いものを混入させたようだね。