廃棄用コロッケ横流した加ト吉工場長解任

なんだか、あらゆるところを巻き込んで負の連鎖が止まりませんねえ。

加ト吉によると、パック詰めの際に生じる端数分のコロッケは廃棄することになっている。工場長は2002年4月ごろから約2年間、(生肉業者)社長に端数となったコロッケ数万個を売り、代金を会社の売り上げに計上せず内部で使っていたという。

この社長、王家の墓を暴いて、ファラオの呪いでも降りかかっているんじゃないかとおもうくらい、まわりを巻き込んで不幸が雪だるま式に膨れ上がってますよね。

社長が買い上げたコロッケをどう使ったかは分からないとしている。

もう、コロッケそのものの株すら下がるじゃないですか。富山県はコロッケ消費量日本一ですからね! きっとこの社長の息のかっかったコロッケを食べてるに決まってますよ。

ま、今までわからなかったんだし、これからだってわからないだろうし、隣国のようにゴミとか虫とか毒が入ってるわけじゃないんだけど、やっぱりなんか解せないものはありますね。

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このニュースをみるたびに、この映画を思い出してしまうんですよね。
つぶれそうなスーパーの社長が同級生だった主婦のアドバイスを仰いで日本一のスーパーを目指すって話です。
ここでの(スーパー内の)肉屋が、なんというか悪役なんですよね。なんとか差益で金を儲けようとしたり、いろいろとセコイ技を駆使するんですよ。
で、ひき肉のクズ肉を混ぜて儲けるのは肉屋のセオリーだって開き直るシーンがありますよ。

だから、あの社長の基本的に一応アタマは下げてますけど「なにが悪いの?」って根本的な反省が見受けられないのは、そういう業界での「アタリマエ」がアタマにこびりついているからなんだろうなあと思ったりしました。

で、いいかげん大昔のこの映画のときから現在までなにも変わってないんだなあとも思いましたね。