死刑だったか。
と、死刑じゃなかったら、「死刑じゃなかったか」としか思わないんですが。
「あきらめずに願い続ければ望みはかなう」ってのを遂行した母子のダンナはたいしたもんだなと思いました。
「18歳になって間もないことは死刑を回避すべき決定的な事情とまではいえない」と判示。
最後の最後のほうで加害者が18歳になって1ヵ月後の犯行ってのがクローズアップされているのが気になるなあ。じゃあ逆に18歳になるまではなにやってもセーフって感じになるじゃん。
【光市母子殺害】死刑か無期懲役か 緊迫の法廷に響く「判決理由」
死亡の状況をめぐる被告人質問での供述を「不自然」と指摘されると、ため息をついた。
「死者は生き返ると思っていた」「ドラえもんが何とかしてくれると思った」。差し戻し控訴審で被告は、理解しがたい供述を繰り返した。だが、「亡くなった方を冒涜(ぼうとく)する言葉だとは分かっている。でも、これが事実だから話した」と説明した。
どういった意味のため息だったのか知りたいとは思った。ドラえもんはおれに教えてくれないんかな。
ま、ずっと「ヤバイかもしれない」という恐怖を感じていた被告であるとは思いますよ。じゃないと、「ドラえもん」云々は、弁護団にふきこまれていたとしても公の前でなかなか口にできないことだし。そうまでして逃れたいという思いがあったのは事実ではないかと。
被害者もそうなら、加害者もずっと、死んだ母子の遺影に追われ続けていた9年だったんじゃないかと。それこそ21世紀になったことも忘れてしまうくらい。
あ、そうか。被告はそういった意味じゃ、21世紀のシャバを知らないまま死んでいくのか。それこそマジの「20世紀少年」じゃないか。
参照: [映画『20世紀少年』予告編…そしてカンナ役は?(動画) : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン), ガジェット情報満載ブログ]
予告でかかる「20センチュリーボーイ」のイントロは映画がアレということがわかっていても胸が震えるね。