[asahi.com(朝日新聞社):母校文化祭へ「いじめ仕返し」 ナイフ所持容疑の男逮捕 - 社会]

容疑者は同校の卒業生で「在学中のいじめに仕返ししようとした」と容疑を認めているという。

いじめたたのは学校じゃなくて、おめえの同級生というのに。まだ、個別に家庭訪問や職場訪問などしてイッコづつ押さえていったほうがスジが通るのですが、学校に対して「仕返し」という感覚も、一方ではわからなくはないです。
学校出てから十余年〜なんてクレイジーキャッツの歌にありますが、これくらいになってみると、小学校からはじまる「学校」というものはしみじみと不思議で異常な場だったなあと思います。地域の同じ年に生まれただけって共通点でいっしょの場で3年とか過ごすのだもん。すべてに対して差異があるというのに、いっしょの場で、いっしょの教育を受けるってことだもんな。それでいて人生が変わるくらいの強烈な体験や経験が起こりえます。

同時に、究極の「出会い系」でもあります。彼はそれが悪いほうの出会い系だったし、その3年間で人生のまちがったほうのフラグが立ってしまったのですね。残念でした。

でも、ナイフ所持プラスアルファくらいで済んでよかった。
学校からかけられた呪いはいずれ解けます。それはさびしいことが多いけど、彼にはよろこばしいことかもしれないので、次の「出会い」に期待しましょうよ。

(いじめていた同級生がまちがいなく文化祭にいるって確証があったのかもしれませんが。文化祭でぶちかますより、闇討ちのほうが確実でしょ?)