「Slicer」が普通のソリと違うのは、ソリの下に氷のトレイを取り付けられるようになっているところなんです。氷のトレイ写真は以下の通り。
すごいシカケだ。目からウロコ。たしか「ドラえもん」だったか、藤子Ｆ不二雄氏の作品であったけど、線路を作りながら走っていく個人用汽車ってなかったか？ アレに似ているような商品。氷をもってスベリにいくって発想からして、ちょっと出てこないよな。
ここいらがガイジン、多分に欧米諸国、とくにアメリカ人をスゲーと思うところだよ。「FUN」のための労力を惜しまない度はものすごいものがある。
このソリを楽しむためには、前の日に氷を作っておかなければならないし、このソリの氷が入るくらいの冷蔵庫を用意しなければならないし、それを持っていくときの大きなクーラーボックスが必要だし、1回の氷で何回すべることができるかわからないので、もしかしたらストックの氷も必要だしなあ。そいでもって、クーラーボックスとソリを持って運ぶ交通手段も必要。
ここまで手間ヒマかけるくらいなら「ガマンする」って選択肢を選びたくなるよなあ。
これが、従来の氷がいらないソリなら、すべりは悪いけど、軽いプラスティックのソリだけ持っていけばいいからねえ。せめて、すべりがよくなるワックスをもっていくとかね。
ただまあこういう「ムチャ」が商品になるくらいの開拓精神はうらやましいなと思います。仕事する立場でも、遊ぶという立場でも。
