[僕がiPadを返品した理由:Why I Returned My iPad - HBR]

ネガティブキャンペーンのように思わせておいての絶賛という、非常に上手い感じの文章です。感心しました。

要は、iPad持ってたらなにもできないから返したってことな。

iPadの素晴らしさは、いつでもどこでもコンピュータなこと。地下鉄で。エレベータを待つ廊下で。空港に向かう車内で。空き時間は全部iPadのお時間に、なり得る。

そうなんだよな。PCを常時電源つけっぱなしでいても、いつでも、PCのそばに座っていても、なにか調べるときはiPadってことになりそうだと思うんだよな。

おれだったらゲームをやってるかたわらにiPad置きたいな。PCもゲーム機も同じ部屋にあるけど、少し離れている。どうしてもつまったときに一瞬だけ攻略wikiみようかと思ったりするとき、コントローラをおいて、PCのブラウザを呼び出して、任意のページを出すのは実はけっこう時間かかる。

僕の場合、なぜか生産的なことロクにしてない時に一番良い考えが浮かんでくるのだ。走ってるんだけどiPod聴いてない時、座って、なんもせず、誰か待ってる時。ベッドに横になって眠りにつくまで、あれこれ心がさ迷う時。こうした「無駄にした」瞬間、特にこれと言って埋まってない時間が人生には、欠かせない。

こういう「退屈」な時間を大切だと思ったので返品したと。すごく気持ちはわかる。おれも最近、iPodの時間を短くしたから。

ただ、返品することあったのかね?
そういう距離感ってのは次第にいい感じになるもんとちがうかね?
iPadはひょっとしてずっと生活に密着したまま、自分の時間を食いつぶしていくおそれがあったからってこと? まあ、そうだとするならそれ以上ないホメコトバではあるよね。