神田駅ではホームのさくに登った男が先行列車の車掌に「登らないで!」と注意された。国分寺駅では運転に支障が出るため“ご法度”のフラッシュが次々とたかれ、運転室から乗務員が顔を出して「やめてください」とピシャリ。車内では冷房中だが窓を開けて頭を出し、迷惑そうな通勤客をよそに「鉄オタばかりだから堂々とできる」と撮影しまくるマニアの姿もあった。
ホント、こういう悪ノリを撮ってるマニアっていそうなんだけどな。でも、常連に目をつけられたりしてボコられたりするからムリなのかね。
オレンジ色の通勤電車として親しまれたJR中央線201系車両が14日夜、定時ダイヤの運用を終えた。
最終日だから写真を撮りたいワケじゃないんだよな。写真撮るだけならいつだって撮ることはできるんだし。
こういうお祭り騒ぎにいたいんだよな。
人ゴミがとにかくキライなおれとしては、ほぼ全ジャンル全人種にいる「お祭り大好き」体質は理解できないんだけど、最終日に、まわりに迷惑をかけても撮影するのはやっぱり「感動をありがとう」って気持ちになりたいから? で、実際、感動するもん? 乗務員にしかられて、まわりおしあいへしあいして、一般客から「じゃまだなあ」って顔されて、それで、まわりにいる方々とほぼ同じようなアングルの同じような写真撮ってな。
いや、まあ、それをトータル「楽しい」とするなら、ヒトに迷惑をかけない範囲でやってくれとしかいえないんだけど、やっぱり理解できないな。
と、こんな冷淡な気持ちになるのは、祭りは楽しいばかりじゃなかったからなんだろうな。同時にいろいろと苦い記憶も蘇り、トータルで「祭り」がそんな楽しいもんじゃないって思うんだな。だから、うらやましいってやっかみもかなり配合されてるんだよなあ。