映画はもともとガキがみるものだったんだけどねえ。
「3Dを乱用すると飽きられる」。「3Dが興行収入のけん引力になるのは数年間だ。一般化してくれば違うだろう」
これが映画界のトップの発言かあ。嘆かわしい。
大画面で高音質ってのがここ四半世紀くらいの映画の数少ないアドバンテージで、それに3Dが入ってきたってのはどう考えても歓迎されるべきコトだろうに。
個人的には、裸眼で3D化とか、より立体化するとか、そういう方向を目指すほうが大局的にみて自然な流れだと思うよ。
「大人の**」っていいだすとホントダメな。すべからく新しいものは「ガキのため」のものなんだし、そこいらを否定しはじめたらたいていダメになっていく。たとえば、ジャズとかどうよ? 若者の聴く不良の音楽だったんでしょ? 今やオッサンか変わり者しか聞いてないじゃん。
たあいえ。上記のオッサン保守発言ってのも必要なんだよね。身体の免疫みたいな、白血球だっけ? ああいうの。「フィルター」役は必要ではあるよな。ただ、日本は諸外国と比較するとフィルターが強すぎるような気がする。だからすぐ目づまりを起こしてしまい、吸引力が変わらない掃除機に負けるんだよなあと。
3DだったらYAMATOももっと入ったよ!
映画ジャーナリストの田中宏子氏は「大型ショッピングセンターが駅前商店街をシャッター通りにしたように、シネコン隆盛がミニシアターを追い込んだ。今のシネコンはミニシアター系の作品も普通に上映する」と説明する。
それはミニシアターにいかないやつが悪いんだろうよ。シネコンの努力はそれはそれで認めてあげないと。
シネコン側も対策に乗り出した。TOHOシネマズが栃木、広島など6カ所で大人料金を1500円に引き下げることで集客力アップを図り、冬の時代を乗り切ろうとしている。不況に強い−といわれる映画業界の奮闘に期待−。
あと、映画料金はまだ高いよな。ゲオだと下手したら1500円で20本DVD借りることができるんだぜ?