これは素晴らしい目のつけどころ。
こどものころ、留守番をしてるときにそうやって自分でつくって食べたごはんのことを、留守番ごはんとここでは呼ぶことにしよう。
ぼくの実体験では、それは素材をたんにそのまま食べるか、塗ったり乗せたりするだけのものだった。火は使えなかった。
子どもが微妙なひもじさを感じつつも、ほかに食べるものがないからってそのままのものをなめたりするってね。
ごはんですらないし、もちろん料理ですらない。死ぬほどの空腹ってことでもなくてなんとなくヒマの延長の徒然にクチに入れるモノって感じかしら。「留守番ごはん」とは絶妙のネーミングですよまったく。
ミロやクリープやスライスチーズをそのまま食べるってあったなあ。味付け海苔なんか最高のごちそうだったよ。
ビオフェルミンは甘かった
「ビオフェルミンは甘いのでたまに食べてました。」(さん)
「ビオフェルミンをポリポリと食べてました。こんな奴他におれへんやろ、と思ってたら職場に「あ、私も」という人がいて驚いたことがあります。」(さん)いきなりビオフェルミンである。・・薬だよね?
しらべてみると医薬部外品、成分は乳酸菌ということだから、なるほどヨーグルトみたいなものか。知らなかった。
そしてこれ。
おれもやってたなあ。
おれ小学校のある時期までずっと下痢症だったけど、この留守番ごはんでビオフェルミンをカルミンやフリスク(当時はないけどさ)のようにボリボリ食べてたら、普通の腹具合になったんだよなあ。体質体格も変わった気がする。