子供たちは自宅で書いてきた手紙を読み上げながら、次のように切り込んだ――

 「私たちは原発事故以来、外遊びをしていません。友達は家を追われました。責任を取って下さい」。
 「大人が勝手に作った原発でなぜ福島の子供たちが被曝しなければならないのですか? 私は6月に転校してとても悲しい思いをしました。私の前にも後にも友達が転校して行きました。皆バラバラになって行くのは耐え難く悲しいことです…(中略)…私たちが学校の友達と安全に避難できるように考えて下さい」。
役人たちは次のように答えた――
「除染して早く帰れるよう努めてまいりたい」(内閣府)。 
「安全の確保に努めている所です」(原子力安全保安院)。
「関係各省庁と連携を取ってやってゆきたいと思います」(文科省)。
筆者は耳を疑った。政治家を相手に話しているつもりだろうか。官僚答弁に場内から失笑が漏れた。
「集団疎開をどうして実現して頂けるのか、子供たちは質問しているのですが」。余りにも的はずれな回答に、司会者が軌道修正を求めた。
すると役人たちはマイクを回し合って、答えるのを避けようとした。一巡したところで観念したのか、文科省のイシダ氏が“答弁”した――
「友達と一緒に学校に行きたいと受け止めました。原子力発電所が安定し、学校がきれいになれば、みんな安心して学校に行けます」。

政治家さんは往々にして進むも地獄戻るも地獄の状況に立たされますね。これもそのパターンではあります。安請け合いしても地獄、拒否しても地獄だしね。これ、マジレスはもっと地獄だからけっきょくこういう答えなんだろうなあ。

というか、おれはこの記事を書いているヒトの正気も疑うな。
子供の名前が本名で、政治家の名前はこういう曖昧なのは逆じゃないか?全員の本名と出身地を記載しておけよ。

『子供だまし』という言葉があるが、こんな回答には子供も騙されない。中学2年生の****さんが切り返した――

「学校がきれいになっても町がきれいになっても安心できないから、こうやって手紙を書いてきたんです。よく考えてお話しして頂きたいです」。

役人たちは、当たり障りのないように切り抜けることだけを考えていたようだ。そのうえで政府の考えを植え付ければ御の字と思っていたのだろうか。ひどいのは内閣府のキンジョー氏の回答だった―

「地元と話しあって避難区域の解除に努めてまいりたい」。

場内から激しいブーイングが起きた。子供たちの要望とは逆の答えである。小学校5年生の****さんが「集団疎開のことを聞いているんですけど、まだ答えて頂けていません」。

政治家のみなさんは、放射能臭いおめえらはおとなしくそこで朽ち果てろよってことをおっしゃってるんだよ。なぜならそれが1番リスクが少ないからだよな。集団疎開してもモメるに決まってるしな。

ああ、そういや、最近福島ナンバーのクルマをみかけるな。あれはそういうこと(疎開)なのか。