日本の猫鍋と中国の猫鍋はちがうぞって話。

広東省で昨年末、料理店で猫肉鍋を食べた地元有力者が急死し、逮捕者を出す事件が起きた。一方、猫肉を食べる風習のない台湾では、体に良いと思い込んだ男が他人の飼い猫を食べて逮捕されたことが今年に入って報じられ、「残酷だ」と批判された。

なにがなんだか。

昨年12月23日昼、陽春市内の鍋料理店で、猫肉と鳩肉入りの鍋を食べた直後に中毒症状を訴え、病院に運ばれたが死亡した。同席した知人2人も症状を訴えたが、市警察当局は後日、うち1人の同市八甲鎮(村)の共産党委員会委員を毒草を使って殺害したとして逮捕した。

猫、カンケイないじゃない。たまたま食べたのが猫鍋だったってことで。毒殺じゃん。

嘘をついて知人に民間療法で使う毒草を採取させて車に隠し、店の夫婦の目を盗んで鍋に入れた。被害者はスープを飲んだ際に味の異変に気づいたが、容疑者に「苦いのは体によい証拠だ」という趣旨のことを言われて納得してしまったという。

中国でもポピュラーなものじゃなくて、いわゆるクスリとしての珍味扱いだったのねえ。

台湾の有力紙、中国時報(電子版)などによると、中南部嘉義県在住の日雇い労働者の男(55)が昨年6月、3回にわたって借りた車で隣県まで出向き、他人の飼い猫計6匹を盗んだ。この男は、自分が肝臓病を患っていると疑っていたが、病院に行く金がなく、「『猫肉を食べれば治る』と聞いていた」という。

 猫を盗む瞬間を通行人に見つかり逃走したが、車のナンバーを覚えられており、6日後に警察に逮捕された。すでに4匹を「煮て食べた」後だった。男は窃盗罪で懲役100日の判決を受けた。

肝臓病に効くのか。
別に飼い猫じゃなくてもいいんじゃ?とも思ったり。猫なんて探せばいくらでも野良がいるんじゃねえの?知らないけど。

記事は、漢方医の話として「猫肉は治療上、なんの効果もない」との注釈も付けている。

だそうです。
式貴士氏の短編に猫鍋を食べる件があるけど、鍋として似ていると全部あぶくになって消えるらしいそうです。まあ、どれがどうなのかはよくわかりませんが、少なくとも、猫や犬を食う気はしないなあと。