ビートたけしの揶揄とオルバーマンの演説

http://togetter.com/li/302901

TBS『情報7daysニュースキャスター』でオバマ大統領の同性婚支持ニュースを受け、ビートたけし氏が「同性婚が認められたらそのうち動物との結婚も認められるようになったりね」と発言した件についての反応。

これに対して怒り心頭って感じがですね。
一方で感動的な発言と。

実は、感動的な発言のほうはリンクが凍ってって読むコトができませんでしたし、この問題についておれがいいたいことではございません。

おれがいいたいのは、「ビートたけし」ってこういうこというのが本職だぜ?ってことです。

様々な仕事をされ、評価され、賞賛され、よくわからなくなってますが、本来はこういう身も蓋もないないひどいことをいう毒舌漫才の方なんですよ。
そして、実際、その原点を慎重に保ち続けておられるのが、ビートたけしという芸人のスゴイところなんですよ。
もう、映画だけで高評価をもらうだけでもいいし、「あがり」のベテラン芸人のように番組内でお客さんとして出てほどよくいじってもらって少しウケをいただくだけの存在でもいい。
でも、それに甘んじず、着ぐるみで暴れたり、ブラックなネタをかましたり、深夜にエロバラエティを撮ったりする。

正直、それらはちゃんとはみてません。たぶん、みてても大笑いはしないと思いますけど。でも、テレビをつけて「バカ」やってるたけし氏をみて、ああスゴイなとは思ってます。

そういう現役を続けておられるわけだし、日々変わっていく「ライン」も十分意識されておられるはずなんでしょうが、それを見誤ったってだけのことだとは思うんですよね。
わかりやすい表現だと「クチがすべった」と。

いまの感覚だとアウトなんでしょう。でも、これほどたたかれることとは思わないんだよなあ。おれの感覚だと。
それこそ、ジョークの世界における同性愛者ネタの歴史や文化を考えてみろって話しではあるしなあ。そのネタの酷さとか。
そういうジョークは封印されてしかるべきものなのかもしれない。そういう風潮なのもわかる。でもなあ。
おれはそういうのにひどく窮屈なものを感じてしまうんだよ。大きく声を荒げて反対を声明しようとも思わないけど。なんかイヤだなあと。

まあ、過去、もっとひどいことをいっては「不謹慎」って叩かれ続けてはうまいことかわしておられた、たけし氏にはなんでもないことなんだろうけどさ。