痛いニュース(ノ∀`) : 無職63歳 「新幹線で指定券買ってないけど座りたかった。仕方なく親子連れの子供の席を譲ってもらった」 朝日投書 - ライブドアブログ

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1744021.html

朝日新聞に投書されていたものです。
63歳無職が、満員の暮れの新幹線に座りたくて指定席をウロウロ、自由席をウロウロした挙句に、親子連れで座っているところに「席があいてますか?」とたずねて仕方なく親が子供を自分の膝の上に乗せて譲ってくれたところに座るという投書。

なにがいいたいのか全く分からない。「生まれてすみません」?

これを投書する意味が1番わかりませんよね。でもこういう図々しいことをするヒトはいるし、「座りたい」って気持ちがあるのもわかる。

この新幹線の中での三景をどう考えたらいいのか自問した。

これで結んでいるんですよね。つまり自問の答えは出てこないままってことです。というか、かっこいい結びにしたかったからこう書いただけのような気がしますが。

ポイントはこの「三景」における登場人物の感情です。

1)指定席2席を専有する女と飼犬
2)指定席2席を専有する母親と三歳児
3)自由席2席を専有する母親と幼稚園児

どれもごく当たり前の風景であって、63歳無職が誰かを押しのけて席に座ることを
正当化する要素は皆無だと思うが。

おっさん、飼い犬のところに「席あいてますか?」とたずねている。
そして三歳児が座ってるところを「みている」。
自由席の幼稚園児の席を空けさせる。

おっさん自身、「すわりたい」との気持ちで徘徊していている。その「すわりたい」からくる「不快」をまき散らしてるわけですよ。
犬の女性は指定席が空いてるかどうかをたずねられて不快。
指定席で座ってる三歳児と母親は無職63歳にうらめしそうにガンつけられたかもしれないから不快。
そもそも、指定席に指定券を持ってないやつがウロウロしてるのは不快だよな。
そして自由席の女性と幼稚園児はいうまでもなく不快。あんなことたずねてくる図々しいやつってちょっといないから逆に断れないんだもんな。

思うわけですよ。「だから電車はイヤなんだ」って。「だからヒトが多いところはイヤなんだ」って。

電車内や駅に限らず、ヒトが大勢集まるところでは、かように「不快」が伝染する機会がとっても多い。ゾンビが発生したらあっというまに地獄になるのと似てますね。不快ゾンビですよ。

で、ここでもう1回転思うわけです。

ヒトが集まるところは不快が発生しやすいけど、同様に「快」が発生する確率も高まるのではないかと。

ライブだって、ホールが満員のほうが盛り上がるじゃないですか。印象に残るものになります。
出会いだってあるわけだしなあ。

引きこもりによく「外に出ろ」なんていいますけど、その「外」が意味するのは物理的なことばかりじゃないわけでな。

と、いい風に考えを切り替えられなかった人生だったなあと反省するわけです。
理屈でわかっていても難しいよな。だから、むしろこの63歳無職の爪の垢を煎じて飲みたいくらいですが、多分、強すぎてショック死してしまいそうなので要りませんし、近くにこんなのがいないでほしいなと願いますね。

図々しい人は生きやすいシャバですよね。63歳無職はことあるごとにこういう図々しさを発揮しては「快」を得ていた63年なんですね。
ああうらやましいうらやましい。