博多大吉が語る「今の20代がテレビを観なくなったワケ」 | 世界は数字で出来ている

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博多大吉:「なんでテレビ観てくれないんだ?」って訊いたら、「面白くないんじゃないんです。ただ、分からないんです」と。

赤江珠緒:え?

博多大吉:そこから詳しく話をしたんですけど、結局、お笑い芸人の平均年令だって、35〜6歳でしょ。

赤江珠緒:はい。

博多大吉:35〜6歳が面白いものって、21-2歳は面白くないんですよ。結局、自分のことを考えたんですけど、自分は43歳でしょ。昔はああだった、こうだったとか、「昔はこんなことが流行ったね」とか、そんなことも言うし、実際、テレビを観たら「懐かしのあの人」とか、「2000年代ヒットメドレー」とか。よくあるけど、20歳の子に言わせたら、たとえば2007年の曲なんか、6歳の頃の曲だから、記憶はあっても、全く思い入れ無いし。

これって2つの側面があるよね。
ひとつは、テレビに出演してるヒトの世代交代がされなくなったこと。
よくいわれるBIG3ダウンタウン、ナイナイとか、もう上がいつまで経ってもその場所をどかない。そして年齢ばかり上になる。
10代20代は30代以上のことはおもしろくないわな。親でもおかしくない年齢だもん。どんな若ぶっても逆にダメ。むしろ、そういう迎合するような態度は余計にダメだよなあ。

博多大吉:というのも、そもそもテレビ自体を、本当に観ないんですって。普通の20代。
赤江珠緒:ほぉ。じゃあ、何を普段してるの?

博多大吉:LINEとか。友達と繋がってるし、見たい動画があれば、Youtubeで観てるし。

これ。まさにこれ。
いうても、おれらのときにもそういうのはあった。
たとえば、ビートたけし氏が「給食の脱脂粉乳がまずかった」って話。もうおれはまったくそういうことはなかった。いまだにどんな味かわからない。小1から普通に牛乳だったから。ただ、途中で米食がはじまった。わかめまぜゴハンの衝撃とかな。
ギリギリわかるところで、昔のテレビ番組はカラーに対応してると、右上に「カラー」って表示が出たの。これなんか本当にギリギリわかった。向かいのクリーニング屋のテレビが白黒テレビだったから。

こういう世代間のギャップってのはあった。なんでこの人は偉そうな立場なの?とかな。 笑点三波伸介氏が落語家を評価している理由とかさ。それこそ、今の10代20代にとってのビートたけし氏の立ち位置は謎だろうし、タモリ氏は「いいとも」前まで売れてなかったとか思われてそうだよな。

で、こういう話がすでに10代20代には「うざい」のな。おれもそうだった。

ただ、おれのときは「代替」がなかった。少なくとも映像にはなかった。モバイルもなかったし。マンガやラジオが命綱ではあった。そしてテレビでわからないものは「そういうもの」として消化し、最低限のことは「基礎教養」としてなんとなく覚えていた。三波伸介氏はてんぷくトリオで一世を風靡していたとか。

今はその必要がない。みたくないものはみない。みたい動画を検索してそれだけみていればいい。
DVDも借りればいいんだしな。

なんでもみることができるけど、逆に、なにもみなくていいし、世代間を超えた共通の話題なんか必要ないんだよね。
「国民的**」が必要ない。番組も人物も商品も。

そいでいつしか若者に好かれようとか迎合しようって気がまったくない自分も発見するんだよね。これが不思議。

[子供の頃に不思議だったこと]

これもテレビ関連の話題だけど、「子供の頃」自体、もうどんどん忘れてくるよ。
そして、これはよくわかるよ。

[テレビの未来?未来はない - WSJ.com]

どうなるんだろうね。