いいですね。なんでもアリアリだ。この先、「坊ちゃん」とみせかけて「羅生門」とか、そういう意表のつき方もアリになってくるんじゃないか。
「10、20代のケータイ世代がターゲット」(同社)というだけあって、本文にもオレンジや緑といったカラフルな文字を使用。書籍化された他の「ケータイ小説」のサイズに近い四六判変型とし、同じ棚に置いてもらえるようにした。表紙には、大ヒットしたケータイ小説『赤い糸』の映画とドラマに主演する南沢奈央さんの写真をあしらう徹底ぶりだ。
おれなんかの感覚だと、このアレンジで読むやつは、すごくココロがキレイで素直ないいヒトの気がする。「これなら読めそう」とはとても思わないもん。「バカにしてんのか?」とね。
「『縦書きは教科書のようで読む気がしない』と抵抗感を持つ若い人も多い。片手でさくさく読めるケータイ小説の“軽さ”を書籍でも実現し、若い世代にもっと名作に触れてほしい」
マンガのセリフはたいてい縦書きなんだけどね。昨今の若者はそれにも抵抗を持つってか。
あと、新しいココロミといえば、欄外にパラパラマンガが印刷されているとかですかね。「坊ちゃんクン」とか。
あと、どうでもいいけど「さくさく」って最近使いすぎじゃない?