長編冒険活劇「新宝島」は47年1月に大阪の小出版社から刊行された手塚の単行本デビュー作。コマの展開でスピード感などを表現する映画的手法を広めた記念碑的作品で、当時40万部のベストセラーに。少年時代の石ノ森章太郎、藤子不二雄、松本零士ら後進に与えた影響の大きさは、「新宝島ショック」と称される。
おれなんかは「まんが道/藤子不二雄」で知った口で、後に角川文庫かなにかで復刻されたときみて「なんかかったる」って思って読んだ団塊ジュニアなんです。
手塚は原作・構成者、酒井七馬(しちま)の絵やセリフが入るなどしたオリジナル版に不満だったらしく、後の手塚治虫全集(84年完結)では全面的に描き直した。一方、オリジナル版は少数しか残されておらず、古書市場で最高500万円の値がつくほど
あ、でも、それはオリジナルではなかったのですね。500万かあ。祖母ちゃんの家とかに転がってないかなあ。