Twitterによって画期的に印象が変わった有名人っているよなあと。
で、その筆頭は乙武氏だと思う。
ストレートに「たいしたひとだ」と認識してます。
この論争の冷静だけど熱い感情を140文字にうまくこめてなおかつ切り替えしてるあたりがすごい伝わるものがあると。

「自分から煽りに行ったのに相手が予想以上に強くて弱腰になって自分から謝るときの悔しさと言ったらもうね。それをさらにスレ立てられて晒されるなんて自殺考えるレベル」

すごく恥ずかしいよなあと思う。乙武さんと論争したヒトは、手足のみならずもクビも引っ込めて回転しながら西の空に飛んでいったらいいんじゃないかなと思った。

この件に関してインターネットの炎上現象に詳しいG氏に電話でお話を伺ったところ、「何かあるとIDを消すのは好ましくありません。Twitterでレイプを肯定した大学生が炎上したオシャレゴリラ騒動のときも、TwitterのIDを消してしまった。今回もそうですが、IDを消すと反論の機会を自分から断つようなものなんですよ。ここは痛みに耐えてもっと持論を語るべきなんですね。そうすることで、世間が理解を示してくれることだってあるでしょう。もし自分が間違ってたなら謝れば済むんですよ」と語っていた。

ID消すのは死ぬのといっしょだし、その悪評は残るからな。ネット(だけじゃないだろうけど)は上書き更新できるんだよなあ。

ま、あまりないけど、ネットでなにがしんどいって論争だよな。お互いの髪につけたガムを揉み合ってるような無意味さがあるよ。勝っても負けてもガムをとる作業が残るしな。

勝つとはてなポイントが入るわけでもないしな。論争でもらうはてなスターもあまりイイものじゃないし。

そういった意味じゃ、払う手もないのにきちんと火の粉を浴びてる乙武氏はスゴイなと。カッコイイと思う。いやマジで。