私の叔父、そろそろ60になる人なんですが、今警備員やってるんですねいや自宅警備員じゃなくて。ほら、スーパーとかの駐車場で車誘導してる人いるでしょう? あれやってるんですよ。

で、この間お客からクレームが入って配置転換されたらしくて。その理由がすごいんですよ。

「日陰でちょっとしゃがんでいたから」

叔父さん曰く、ちょっと物を取っていただけだけで休んでいたわけでさえ無いらしいんですが、兎に角クレームがあったらすぐに配置換えされるんだそうです。

こういうことにクレームつけるやつっていますね。あのー、スーパーのお客様の声ってのをみるとすげえです。

ここで私が嘆いているのは「クレーマー」じゃなくて「クレームが通りやすい社会」です。この件で言うなら簡単に通したスーパーと警備会社の対応に問題を感じますが、背景にはその方が良い、それも仕方ないという社会の空気がある。

これよこれ。
文句いったもん勝ちだよな。
しかも、なんていうかな、通らないところにはなにやっても通らないけど、通るところはウソみたいに少数意見尊重なんだよな。ここいらのバランスの偏り方が異常で、とても気持ちが悪い。
まあ、じゃあ警備員が木陰でいつもいてもいいのか?ってのはまたちがう問題になりますけどさ。

だから声をあげるべきなのか、それともたいがいのことは黙っておいたほうがいいのかってのはケースバイケースなんだけどね。
おれは昔から「先生にいいつけてやる」ってやつが男女どちらも大嫌いだったのでできるだけ自己解決を試みるタイプでした。
今も似たようなものなので、クレームをつけるヒトにはあまりいい感情はもちません。それがもっともな場合はそりゃあ別の話ですが。