被告は「30歳ごろから、女性らの声で嫌がらせを受けるようになった」と説明。こうした嫌がらせへの仕返しに加え、知らぬふりで笑っている世間にも復讐したかったと述べ、「後悔はしなかった。ざまあみやがれ、という感情もあった」と供述した。

 現在の心境を問われると、「あの日、あそこにいただけで亡くなられた方、大けがをされた方には申し訳ない」と謝罪。一方で「やるべきことをした。達成感もある」と強調した。

パチンコ店に放火したところで「世間」への復讐にはならないような気がするんだわー。
どっちかというと、パチンコ店に居らっしゃる方は「見て見ぬふり」をされる側の立場のヒトが多いんじゃござあせんこと?

まあ、脳内のラジオを受信される方には聞こえないんでしょうけどね。

  • 経緯-

平成21年7月5日午後4時15分頃、大阪市此花区の雑居ビル1階にあるパチンコ店「Crossニコニコ」から出火。消防隊が直ちに駆けつけ消火作業を行なったが、約440平方メートルの店内は全焼。焼け跡から、客の2人の女性(72歳と62歳)と男性(69歳)、従業員の女性(20歳)の4人が焼死体で発見され、19人が重軽傷を負った。

大阪府警此花署は、店員や客から「男が油のようなものをまいて火をつけて逃走した」との証言を得たことから、放火、殺人及び殺人未遂容疑でこの男の行方を追った。翌6日になって、職業不詳(当時41歳)が、「自分がやった」と山口県岩国署に出頭。駆けつけた大阪府警此花署の捜査員が逮捕した。

  • 動機-

容疑者は、消費者金融からの借入れが300万円前後まで膨らんで、その返済に困窮していた。そこで、「仕事も金も無く、人生に嫌気がさした。通り魔みたいに誰でもいいから人を殺したいと思い、人が大勢いるところに火をつけた」と供述した。現在、大阪地裁で公判中(平成22年7月末現在)。
[大阪此花区パチンコ店放火殺人事件(事件史探求)]