「好きくらいじゃダメなの。会場を満杯にするには、魂を鷲掴みにするほど魅了しなきゃリピーターで来てくれない」と、知人の宝塚トップスターが私に言ったことがあった。

 ある画商は、「きれいな絵、気持ちいい絵、くらいじゃだめなんです。魂を鷲掴みにされた人は、他の客に取られたくないからその画家の作品を何枚も買うのです。きれいな絵は一枚買ったら、それで終わりです」。

 韓流がすごいのではない。そこまで人の心を鷲掴みにできるレベルにまで成功したビジネスが稀だから韓流が目立つにすぎない。娯楽もビジネスで、そこにもヒントがあることを思えば、韓流にハマることもまた無駄ではない。せいぜい仕事に生かしていただきたい。

今、「金もうけ」できてるのはすべからくこれだよな。
まえに「けいおん!」のニュースでも同じようなことを書きましたが、この「魂を鷲掴み」されたファンをできるだけ集め、そこから発した熱で、冷めた方々を近づける感じで。
「熱いですよ、流行ってますよ、こんなに夢中ですよ」って。

こういうのは冷静なうちは「ばっかじゃねえの」ですませられるけど、筆者のようにふとした途端にタガがはずれてしまうと「鷲掴み」側になってしまうんですよね。
実際問題人生「同じアホなら踊りゃにゃソンソン」状態だよなあとはしみじみ思っております。おれは踊りたいです。
ただ、「踊りたい」という理由でみなさんは「鷲掴み」されてるワケじゃなくて、基本、気がついたらそうなっていたってことだとは思うのです。

それが韓流だろうとAKBだろうとけいおん!だろうとね。

ま、ネット中毒かもしれない。ネットじゃいつも踊ってるかな。