駅員が特急急停車 「ストレスたまってやった」 - MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/region/news/120912/tky12091219440003-n1.htm

野駅の男性駅員(28)が11日の勤務を終えて帰宅途中に、電車のドアを開けるための非常用レバーを不正に操作し、東武伊勢崎線を走行中の特急電車を急停車させていたと発表した。男性は「日ごろのストレスがたまっていたのでやった」などと話しているという。

アレっすよね。こういうニュースをみると、警官が犯罪に手を染める意味がわかります。
電車の各車両にありますよね。非常用レバー。アレを作動させるとどうなるか?ってわからないですよね。でも、駅員は動かしたことがないにせよ、どうなるかはわかる。つまり、「度合い」がわかるわけです。
一般人はどうなるかわからないから触るのに躊躇するけど、駅員はそのハードルが低い。犯罪になるってこともわかるけど、逃げ切れるってのもわかってるわけですよね。だから何回もやるわけですし。

そう考えると、警官ってのは「犯罪」とは密接な関係があるわけですよ。手口も、容疑者も、つぶさに見てるわけですし、そうじゃなくても資料なんかがありますし、なんとなればそれが仕事ですから。だから、「どうなるか」がよくわかるわけだ。
山本直樹氏のマンガにあります。連続レイプ殺人の容疑者が「おれは一般人が一生かけてもたどり着けない快楽を経験してる」なんて供述してるのに「ほだされ」る中年警官の話。
だからといって実行するかどうかに大きな壁があるのはわかってますし、同様の理由で警官が犯罪をいっせいにはじめるってのはつまり、クーデターやテロと同じことになりますしね。

ま、学校の非常ベル押すやつの大人バージョンではありますね。