マツコと有吉、「ベストアルバム」を頻発する音楽業界に苦言 - ガジェット通信

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視聴者からの「私は歌手・アーティストが出すベストアルバムに怒りを感じます。デビューして10年20年経って、または活動休止後のベストアルバムならわかりますが、皆さんベストアルバムを出すのが早すぎる気がします」という投稿が紹介されたときのことだ。

これに対し、有吉は「まあ音楽業界も大変だろうけどね」と現在の音楽業界の不況ぶりを気遣う意見を出しながらも「ベストが売れるんでしょう。でもベストが出るサイクルが早いから、シングル買わなくていいや、ってなるよね」と指摘。

これにはマツコも「(視聴者の怒りも)わからないでもないね、ベストじゃないベストアルバムとかあるからね」とベストアルバム発売の間隔だけでなく、その内容にも問題があることに触れた。

怒り新党」でのひとネタです。
まあ、「ベスト盤CDあるある」なんだけど、有吉氏が「ベストは買っちゃう」とか「シングルの詰め合わせとしてベスト」みたいなノリなのが気になったというか、やっぱりニューアルバムよりベストアルバムのほうがいいんだなと。
コンパクトディスクというメディアはまたベストアルバムにむいてますしね。(アナログレーコドに比べれば)たくさん収録できるし、曲とばしもカンタン。そういうことをしみじみと思いました。
そして、今のネット配信は「1曲ごと」に向いてるのかなと。アルバムですらない。

そう考えると、A面B面で1枚(2枚組とかもあるけど)の作品として構成して、それをアタマから丁寧に聞くのがアナログレコードってことで、その「仕様」に表面上は合わせていたのがCDだったのね。本来はベストアルバムみたいに1枚にギュウギュウにつまっていて、好きな曲を好きなだけ聞くってスタイルが性に合ってるというか。

ただ、今やCDはベストアルバムというより、デラックス仕様とか、ボックスとか、道楽者の贅沢品になったよなあ。CDを積極的に聞いてる方々は、かつてのアナログレコードファンたちの居たところに据えられた感じ。

「明記して欲しいのよ、どんなベストなのか」「何とかサイドみたいな、2種類同時に出すのも嫌い。ふわふわっとしたタイトルで、センチメンタル版とか、赤と白みたいなのとか、どっちに入ってるのかわからないから。ああいうエゴはやめて欲しい」と、わかりにくいコンセプトのベストアルバムについてもばっさりと切り捨てた。

おっさんが意見させていただくと、ベストアルバムって「作る」ものではあったね。
持ってるアルバムの好きな曲を組み合わせてカセットテープに収めていくの。
そのためにダブルラジカセとかもあったんだし。
じゃなくても、アルバムでテープが余ったら、シングルのB面を入れたりとか、セルフ「ボーナストラック」入りのアルバムとか作っていたよね。

つーか、今でもiTunesとか使えばカンタンにプレイリストは作ることができるよな。

だから、実は、有吉&マツコの意見ってけっこうニッチなんだよ。
シリコンプレイヤーやPCを使わないで、CDをCDプレイヤーで聞く層。

そういわれてみれば、このネタに夏目ちゃんは口をあまり挟んでなかったな。「なにいってんだこのジジイども」って思ってらしたのかしら。

あと、有吉氏の猿岩石。ミュージシャンとしても有名ですが。

アルバム

まぐれ(1997年9月3日)
通信簿〜SARUGANSEKI SINGLES〜(1998年4月1日)
1986(1999年2月20日
GOLDEN☆BEST 白い雲のように 猿岩石(2008年8月20日
[猿岩石 - Wikipedia]

こんな感じになっております。ファーストアルバム出した翌年にシングルスが発売されてます。そして翌年「1986」ってなにかというとカバー集です。5曲カバーのミニアルバム。すげえよなあ、この大物ミュージシャンの活動を短期間で駆け抜ける感じ。