既婚者の墓場 : 俺の親は常識のある人間だと思ってたけど授乳中の嫁がいる部屋に入ってきて・・・

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自分の親は完璧な人間ではないけど常識のある人間だと思っていた。
先週までは。

実家に嫁と子供と行ったとき、嫁が客間で子供に授乳していた。
そのとき、ノックもなしでドアがあいて父親が「○子さん。いま、親戚の人がきていて孫にと服を持ってきてくれたから挨拶してくれ」と…

俺が「いま出られないから」とドアのところで父親を押し出したけど
嫁は以外と平気な顔をしていた。
「お父さんは自分のことしか見えないもんね」と。
父親の言動よりも嫁の言葉に驚いた。
父親のことをそんな風に見ていたのかと。

親っておもしろいよね。
こういう表現はおかしいかもしれないけど、どんどん化けの皮がはがれていく。

最初は「絶対」の存在じゃないですか。育ててもらってるんだし、昨今の虐待じゃないけど、生かすも殺すもさじ加減くらいな存在ですよ。
それが思春期のころから徐々にその絶対王政に陰りが見え始めてきますよ。
で、決定的になる最初は、結婚ですよね。これで育てられた王政の文化や習慣が普遍的なものじゃないことを知るし、他所の文化が急激に入り込みますよ。結婚相手の文化との戦いが済んだころ、親をみる目はけっこう変わりますよね。
クソオヤジがけっこうなセクハラ(でモラハラ)野郎だったことは結婚してからの奥さんの訴えですごくよくわかりましたし、ママンはママンで軽度のサイコパスだったことも知りました。

そいで次にわかるのは親の死だよね。死につれてもよくわかりますけど、死ぬとずっと別の価値観を持って接してきたヒトといろいろな話をするわけです。しかも、けっこうなぶっちゃけトークを。
たとえば、親の兄弟とかさ。兄弟にとってみれば兄弟でしかないわけだし。親としての威厳はなくて、なんかありゃ金を借りにきた調子のいい弟とかでしかないわけでさ。

Twitterの誰かの名言で「大人になるってことは親を許すってこと」ってのがありましたけど本当そうだよなあと。

ただ、死んでしばらく経ちますがいまだに尻拭いをする機会が多くて、「シネバイイノニ」って思ったりするのでおれはまだまだ大人になりきれてないなあと思ったりもします。