http://oryouri.2chblog.jp/archives/8078422.html
ドラマはみてませんが。
原作の五郎は、すべての食事が「途中」なところがいいんだよね。
この先も仕事が残っている。家まで帰らなければならない。そういうのを残した途中でのエネルギー注入時間なわけだ。そして、美味しかったりなにか変なことがあったりしつつも、まだ仕事は残っているって感じに絶妙な余韻が生まれるのではないかと。
ところが酒が入るとその日の終わり感が出てしまう。すると余韻がまたちがうものになっていくんだよね。
その差異はけっこう大きいと思うよ。
ゴローはグルメぶっといて、煙草ぷかーがいかん
最近やってたのではあんまり吸ってなかったが
五郎はグルメぶったことなんか1度も無いよ。
じゃなきゃ、コンビニで散財したり、野球場で魚肉ソーセージのホットドッグを食べたりしないよ。
「孤独のグルメ」ってのは久住氏のシャレでつけたタイトルだと思うよ。
山本益博氏のような典型を念頭におきつつ、昼ドキにお腹をすかせたくたびれた中年オトコがはじめての場所に飛び込んで、勝手がわからずおろおろしつつゴハンを食べて「美味しい」って感動してるのを「グルメ」とするのがおもしろいんじゃないか。
そして、それに酒はちょっとマイナスに作用する。というのは、酒が入ると、最悪、「イヤなことがあっても酔えばOK」って状態になるから。それを最終目的にしたらつまみが完全にどうでもよくなるじゃないか。そうしたら「グルメ」ではなくなるからな。
ていうか、谷口ジロー氏の作画が神がかり的なのがちょっとマイナスに作用しているような気がするよ。だから、「いろいろ」入ってくるんだよ。
原作のゴローちゃんはどこか斜に構えてるけど
ドラマのゴローちゃんはただのいい人になっててつまらん
そう。
原作の本当に微量の「人嫌い」なところもすばらしく親近感を持つんだよな。
と、熱くなってしまうのですよ。そろそろ2巻とかどうだよ?