27億円ロト当選した男が浪費のあげく12年後に文無しで死亡。それを見ていた娘はまじめに働く人生を送る。

http://alfalfalfa.com/archives/6990348.html

一番はじめに購入したのは高級車ベントレー、その後ケンタッキー州に160万ドルの家を買い、190万ドルの自家用ジェット機も購入。また世界の名車を買い漁り、宝くじに当たった年だけで賞金の半分近い1200万ドルを費やしている。そして友人を集めてドラッグパーティーを開催するなどの遊蕩は続き、5年後にはほとんどの賞金を使い果たし、2006年には住宅が差し押さえになった。

5年、こうやって放蕩できたんだからなにも思い残すことのない人生じゃないか。
半村良氏の小説にあったよな。
シャレで受けてみた超優良企業の試験のあとに連絡。内定がとれた。ひいては我が社にふさわしい人間になってもらいたいからしばらく研修してもらうって高級マンションに移って、身の回りのものはすべて1流ブランドを仕立ててもらい、なおかつ美人で若い秘書が2人もつく。そして夜な夜な「勉強」と称して銀座のクラブとかに遊びに行く毎日。いつしか秘書2人ともできてこっちも遊び三昧。
ところが、
ってやつ。オチが強引すぎて逆に印象が深い。半村良氏の短編ってそういうのが多いよな。戦国時代が舞台で、家でちちくりあってる武士をみたら身悶えている女性の性器に飲み込まれていくって話とか。セックスをしたら超能力を与えられる男が女性をはべらかして暮らす話とか。

えーと、何の話でしたか。

宝くじの高額当選者は軒並み不幸な晩年を送るという統計があるが、それを証明する結果となるこの事件。こんな話を聞いても、年末ジャンボ宝くじは買っちゃうんですけどね。

本当だよな。不幸かどうかはそれぞれの考え方だし、この方はある瞬間は誰しもがうらやむ生活を送っていたわけだしなあ。
こないだ死にかけて入院して思いましたよ。そういう瞬間が合ったほうがいいなあって。
これは中学高校といわゆる「やんちゃ」していた方についても思います。
「今」がどうであれ一時期は我が世の春があったからいいじゃないって。
んまあ、おれもなかったわけでもないのでいいや。自家用ジェットはないけどさ。かわりに自家用ウォシュレットくらいか。あんまりダジャレてない。

個人的にはRCサクセションの歌じゃないけど宝くじはもう買わないです。BiGで1等を目指します。