松本人志「素人がお笑いの審査すんな」 チュートリアル「素人がお笑いを評価すんな:哲学ニュースnwk

http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4647933.html

ホント、微妙な問題ではあると思うよね。

ほとんどの奴が勘違いしてるけど、
スレタイの芸人は「玄人気取りの素人評論家」を批判してるんだぞ
お前らの意見と基本は同じ
客が見て面白いのがお笑いとして正しいのは当然だろ

これが客に「笑いを見る目」というのを啓蒙していったのは松本人志氏なんだよな。これは画期的にそう。
笑い論やシステムを説明しつつ、それを笑いに転じていたのが、松本氏の1番のスゴイところで、以下全員、後輩のみならずテレビのお笑いも、それに倣うカタチになる。なぜなら「究極のネタばらし」になるから。

西川のりお氏が苦言を呈されてました。
元来、ボケ・ツッコミというのは、業界用語で専門用語。だから笑いを提供される側(すなわち客)がその手の内を知る必要はないと。
というか、そもそも野暮だと。寿司屋で「あがり」だの「むらさき」だの「おあいそ」っていうと通だと思ってるやつといっしょ。

ただ、松本氏がいて、そしてM-1などというかなり「技術論」に重きを置いた漫才コンクールが人気になり(審査員がテクニカルな面を解説し評価してるし、その時間が長い)、「すべらない話」や「IPPONグランプリ」など笑いの構造を解析し評価し競い合うような番組が増えると「玄人気取りの素人評論家」は出てくるわな。知識があるから現象を語ることはできるし。
むしろ、そこまでやっておいて知らん振りの一般視聴者ぶってるほうが気持ち悪いし不自然だわ。

「番組はええねんけど、客が変な感じになったんや。もっとノーマルなお客さんを何とか集めななあかんかったんけど…」

こうなると「ノーマル」ってなに?ってことにもなってくる。
ま、現在、全てのジャンルでそうだよな。
性癖なんかで「ノーマル」ってなに?って正解がわかる人はいないだろ。

芸人入れて「バカでも分かる」みたいな番組。
バカ代表で出てるのにいつのまにか知識人みたいな扱いになってる。

勘違いも甚だしいわ!
知識も経験も豊富な知識人なんて沢山いるんだ。
自己顕示欲の塊が上から目線の戯言言ってんじゃないよ
お前らなんか見たくて見てんじゃないわ。

ここもまたポイントなんだよな。
ビートたけし氏はもともとの学歴にプラス勉強し、文化人との対談や、書籍の発行などにより、お笑い人でもこれくらいはいえるって地位向上っていうんじゃないけどそういうのを目指しておられたし、いまなお第一人者ではある。

だけど松本氏は上記の「バカでも分かる」のバカ代表でいる技術を語りだして、「芸人はこんな難しいことをしている」ってラインを攻めはじめたんだよね。

で、今やたけし氏もそういう分析を語られておりますよね。若手のネタのあとに「**だろ?」みたいな感じで。
そういうこととはあまり無縁な芸風の明石家さんま氏とかも。
そりゃあまあ笑いでずっと食べておられるんだもん。笑いについて語るのは造作も無いわな。

料理人の審査を、料理のいろはも知らない素人がするかって話。

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素人に見せる為の芸でしょ
ジャッジされるまでが芸なわけで。
文句があるんなら企画に言えって話。

ここらへんだよね。

音楽でたとえると、シングルカットされる曲と、同業に好かれるアルバム内の曲がちがうってのとその感じ。

芸人はいいすぎると微妙に自分の首をしめていくような気がするよねえ。

オンバト」の審査方法は、会場の観客が面白かった芸人にボールを投票し、ボールの入ったバケツの重さで勝敗を決めるという方法。
以前から、ダウンタウン松本人志は素人がお笑いの審査をすることに否定的であるが

オンバトに関してはいろいろとガチだったのでよりそういうことがくっきりとわかれていて逆に楽しかったですけどね。
地方収録のとき地元弁バリバリの漫談家が2位とかでオンエアされていたのに東京であったときは最下位だったとかね。