はーい→パクリ疑惑で佐野研二郎氏を叩く「何も分かっていない」人たち - まぐまぐニュース!

http://www.mag2.com/p/news/27248

追記:18:23
元記事がタイトルを変えました。

[例の件で、勝手にダメージ受けてるヤツがいます - まぐまぐニュース!]

記念(久しぶりにブログを書いた)なので元タイトルのままにしておきます。

では、本文↓

いまさらパクリとか込み入ったことを語る技術も理論も思いもないのですが1点気になったところ。

思い出したけど、日本人はそんなことしないよなあ! って思った映画の場面。一つはタイ製のウルトラマンがテレビで紹介されたとき、ウルトラ兄弟たちが無抵抗状態の怪獣を代わる代わる袋叩きにする場面。

もう一つは、映画「空軍大戦略」で、乗員がほとんど全滅状態になって煙を引きながらよろよろ飛んでるドイツ軍の爆撃機He111を、主人公たちのスピットファイア戦闘機がやはり代わる代わる蜂の巣にしてヒャッハー! の場面。

……それはとても違和感があり、恥ずかしいことだと思ってた。

これ。
たしかに、この感じはあった。でも過去形になってる。
今はプリキュアでも仮面ライダーでも1人のすんげー強い敵に5人がかりでボコ殴りしてるのが正義になってるもんね。戦隊ヒーローシリーズはいわずもがな。

「男らしく1対1で勝負しろ」ってなくなりましたよね。

ただ。同じパターンの「フィクションにアテハメール」理屈が逆に通るところもあるなと思ったのです。

[佐野研二郎の家族まとめ。兄の佐野究一郎は経産省の官僚、嫁の博報堂時代の同僚、父は内科医、母は元看護婦、妹と子供が1人 2ch鬼女板【パクリ疑惑画像・経歴・プロフィールあり】 | 鬼女まとめログ|生活・芸能2chまとめブログ]

別に読まなくてもいいです。おれもちゃんと読んでません。
ポイントはこれがパクリ騒動があった早いタイミングで出てきたということです。
なんていうかなおぼっちゃまであり恵まれた環境にある人ですよね。
昔なら貴族とか財閥とか、とにかく、ブルジョアですよ。

さて、ウルトラマンとか昭和の映画を引き合いに出されたのですが、その昔のフィクション、ことによると最近でもまだ健在かもしれませんが、そういうやんごとなき方は、プライドが高くて高慢ちきな鼻持ちならない分、公明正大清廉潔白な行動や言動をされるような気がするんですよね。

たとえば巨人の星花形満とか「リングにかけろ」の剣崎順とかは、金持ちならではの贅沢なトレーニングをしたりする(剣崎が使ってたNASAが開発したトレーニングマシンはジャンプの通販に売ってました)けど、試合は正々堂々と戦っておりました。

一方、チートする金持ちといえば「ドラえもん」のスネ夫でしょうか。
彼はドラえもんひみつ道具を盗もうとしたり壊そうとしたり出し抜こうとします。
そしてどうなりましたか?

そう。同様の例は枚挙にいとまがないくらい存在します。つまり、金持ちや貴族は金がある、恵まれてるゆえに、正々堂々とやれと。そうじゃない貴族や金持ちは悪だと。
これはもう物語というものがができてからずっと存在する黄金パターンじゃないですか。

今回の事件も見事にパターンにハマりました。
去年たくさん存在した、細胞がなかった人とか作曲しなかった人もみんなそれ。そしてゴーストライターやってますって正直にカミングアウトした人が残ってるのもパターン。

日本人は「潔い」というコトバがすごくすきです。すきだからこそ「いさぎよい」というコトバの最初の4文字を漢字1文字に圧縮してるのです(知らんけど)。

今回の件はいろいろな人がいろいろと潔くない。あるいは、もっと厳密に書くと、潔くみえない。しのごのと悪あがきしているようにしかみえない。何もわかってない人のひとりとしてはすごくそう感じます。

でも、国民のみんながデザインに対して目が肥えるようになってよかったじゃないですか。

[天才デザイナーの俺がオリンピックエンブレム作ったぞwwwww - ちゃんねるZ]

ぼくはこれが同様にかなり早い段階で出てきたことにも何もわかってないなりに「日本人すげえ」と思いました。