今1番おもしろいお笑い番組で打線を組んだ

・いや組まない。
・なぜなら野球に詳しくないからです。すみません。

・ということでおわびといっちゃなんですが今1番おもしろいお笑い番組を紹介させていただきます。

[こそこそチャップリン | テレビ東京]

・土曜深夜2時10分テレビ東京でやっているネタ番組です。

・富山在住が東京ローカルに近いテレビ東京の番組をなぜ紹介できるのか?
答えはこれです。ジャーン。

[民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」]

・ここで最新回は無料でみることができるからです。上記の番組サイトからでもみることができますが。
・日曜の朝にはみることができます。毎週欠かせない楽しみになっております。アプリを入れてiPadでみてます。

・そして本題。


「こそこそチャップリン」がおもしろい理由


・答えはシステムです。もったいつけたりスクロールしたりアフィリエイトつけたり無駄にフォントいじりませんよこちとら。

ウッチャンナンチャン内村光良氏が大会委員長をつとめる特番「そこそこチャップリン」への出演権を目指して、ネタ披露後30人の素人観客から20人の「おもしろい」を得ることで1週勝ち抜き。そのまま3週連続で勝ち抜くと本戦出場。
・不合格の場合芸人がいる「たまり」に落ち、番組終了後、抜けたメンバーの補充のクジで当選するまで待機する。

・3週連続というのがまずシビア。
・たいていのコンテストネタ番組は2回のネタで判断されるじゃないですか。
・2回というのはいいんですよね。はじめてみた芸人の芸を1回めで気に入った場合、「もう1回みたい」と思うのは2回め。
・ただ、これが3回になると「もう飽きた」になるんですよ。
・お笑い用語でいうところの「天丼」というのが3回続かないのです。だから2回まで勝ち抜いて3回めで落ちる芸人が非常に多い。最近だと阿佐ヶ谷姉妹が1回め25オーバーの合格、2回めが22で辛勝。3回めはなんと5です。

・この番組のもうひとつシビアなところとして、低予算の深夜番組なので1回で4本撮りになります。すなわち、4本撮りの1本目で合格した場合、残り2回、ずっと同じ客を相手に「おもしろい」をとり続けなければいけません。これが異様にハード。
・また、「おもしろい」の札を上げて投票するという低予算システムなのだけど、たとえば、タイムマシン3号の2回めだか3回めは29だったんですよ。たったひとりあげなかった女性客に「なんで上げなかったの?」ってたずねたところ「おもしろかったけど別に私があげなくてもだれかあげるからいいかなと思った」みたいなことをいうわけです。

・イロモネアではこの現象を最大限利用しておられますが「客」運というのもあるわけです。

・つまり3週勝ち抜く戦略が非常におもしろい。
・現時点最新で3週勝ち抜いたエレファントジョンは、1週2週は、ツッコミの方がはなしするのにボケがずっと邪魔をするというスタイルで通し切る。
・3週めはボケが邪魔をするスタイルではじまりながらも途中でボケとツッコミを交代して仕返ししてやろうというパターンになり、新鮮な展開になり、危なげなく3週勝ち抜く。点数も2週3週と満点。

・その前に3週勝った勝又は1週2週が漫才で3週がコントというスタイル。けっこうギャンブルだけど勝ち抜く。
タイムマシーン3号は3週とも漫才。シンプルに3種以上のそれぞれちがったバリエーションの漫才があるということですね。しかも、M-1でみたネタはひとつだけ(落語家になってそばをうまく食べるネタ)。

[ジグザグジギーがこそこそチャップリンで披露したネタ : 芸徳電灯録]

・そのシステムで伝説が生まれるわけです。
・上記リンクで詳しく書いてあり助かりましたが、ジグザクジギーはこの3週めの壁に阻まれて連続ではなかったですが合計で8回のネタをこの番組で披露することになってました。最終的に合格しましたが。もうすっかりファンになってしまいましたよ。
・本人らもコメントでおっしゃってましたが地獄でしょうね。ニューヨークというコンビも地獄だとコメントされてました。

・でも、8本のネタを披露したり、3週危なげなく勝ち抜いたりと、あからさまな芸の差を堪能できます。

そしてまだ3本ストックのない芸人は本線1発全力投球で伝説をつくったり、「たまり」でおもしろいことをしたりすればいいという救済措置もある。もちろん落ちたヒトにも。そのための見届け役の土田晃之(あとホストのピース綾部氏とハライチ澤部氏)なんだよね。ソツのないいじり。きちんとおいしくしている。
そういうところも落ちると惨め感がすごいオンエアバトルとかとちがい愛がある。

ということで楽しみにしている番組の紹介が終わりましたので本記事も以上となります。