「昨年末、友だち主催の飲み会で出会ったOLがいたんです。28歳で人当たりがよく、すごくモテるタイプで、飲み会の後にこちらから“また会おうよ!”って連絡しても、なんやかんやではぐらかされていた。それなのに、ちょうど震災の直後から“地震大変だったね〜。今度飲もうよ! いつなら空いてる?”ってどんどんメールが来るようになった。いったいどういうことなのか……」
なんかわかるような気がするわ。
おれも仙台の男友達に連絡とったもんなあ。けっこう必死に。そんな柄じゃないけど。
だから、ホント、今回の地震って特別だって。「終わる」って感じがこんな強く感じられたのはないだろ? たぶん、日本人全員、それこそレベルでいってもマグニチュードであらわしてもいいけど、0や1から7や8までいろいろあるけど、臨死体験したのといっしょなんだよ。
おのおのが「死を前にしたらどうするか?」ってのを体験してる。
もちろん、被災地の方で紙一重のとても濃い体験をされた方と、西日本、とくに九州だのもっと南のほうの方とはちがう。
でも、津波の映像と、福島第一原発が爆発した瞬間の「もうダメだ」感は格別だったよね。このとき日本はひとつになったよ。超皮肉なことに甚大な被害を受けているところをのぞいて。
だから、寄付しまくったり、炊き出しに参加する。一方で東京から逃げる、買い占める、モヒカンになってトゲトゲのついた肩パット装着してヒャハーと略奪行為をするのも、それぞれ「死」を前にしてどうしようと考え、あるいは衝動にかられての行動です。
んまあ、だから、買い占めや逃亡なんか、おれはまったく悪いことと思ってないですよ。被災地の寄付や炊き出しなんかとベクトルこそちがうけど「行動力がある」ってことですよ。
おれは基本、ネットやテレビを絶えず気にしておろおろしてました。
くわえて、個人的にはすごく刹那的になり、「経済活性化」って理由をこじつけて無駄遣いばかりしてました。3月分終わってシラフになってガビーンってなりました。
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イキオイでCDBOXとか買ったし。普段、10枚300円のレンタル落ち中古CDとか買ってる最下層音楽聞きだというのに(ま、この下もいるけど、そこは非合法ゾーンだからね)。
参照:
[一ヶ月たって思うこと - インターネットの備忘録]
こういう捉え方によっちゃ「遺書」みたいなもので自分の考えをまとめる文章を多くみうけられましたし、その逆に攻撃的になってたりヒステリックになっていたり、ネット上もけっこう殺伐としてます。これは現在進行形ですし、ミートゥーとも思います。
いつもより、「臭い」方面のことをすごく書いてしまうんですよね。その傾向はまったく終わらないです。ただ、アクセスが下がりそうなのでどうにかしようと思ったり。
で、一瞬でしたが官房長官がすごくたのもしくみえたじゃない? 彼が寝ないでいうことに一喜一憂して、そのたびに彼の会見を待ち望むようになってたじゃない? ほとんど宗教が生まれる瞬間だったよね。一瞬教祖様だったよ。
だからこういうのやら、
こういうのが作られる始末。つまりは仏像にあたるわけだ。
[【年金改革】 年金改革には40年必要 【枝野】・・・(゚Д゚ )ハァ? - 日々のストレス溜まりまくり - Yahoo!ブログ]
参考までに。1ヶ月前はこういう扱いでした。
で、現在とってもメッキがはがれてますよね。
[事故発生時は1万テラベクレルも放射性物質が放出されていた!ネットユーザー「なんで1カ月後に報道!?」 – ロケットニュース24(β)]
ほら、これが本当だったら寝ない官房長官は憔悴しきったテイで大嘘をこいてたことになりますしね。
「この震災で世界が変わってしまった。もう物欲なんてなくなってしまったよ」
これは比喩でもなんでもないと思いますねえ。実際にそういう方はもちろん、いつでも、3月11日からの1週間くらいのデキゴトは全員の胸に突き刺さってるし、あえてそれはいつでも呼び出せるところに置いておくのがいいのかなと思います。
そして。
逆の視点でいうなら、政府とマスコミが操作しようと思えば、「世界の終り」は作り出せるということもよくわかりましたね。
有名なこの話ですね。火星人が襲来するというラジオドラマの冒頭部がニュースを模したものになってて間に受けた方々が大パニックになったってやつ。
実際に福島第一原発も東北の津波も、そこでみてきたわけじゃないですからね。
んまあ、アレをつくりだすときは、ハリウッドがいくつ必要なのかはわかりませんけどね。
そして、ウソであってほしいな、夢であってほしいなとはよくみかけましたし、これまた同意でございますよ。ただ、あれが夢ならおれはすげえ想像力を持ってるオトコってくらいです。なにもかもが規格外ですからね。