[今日もやられやく 『ハートキャッチプリキュア』キュアサンシャインの変身バンクの動画枚数は5000枚  ほか]

すごかったですよね。
1日経って、まだ彼女のことを考えてますよ。

「もしかして、歴史が変わる瞬間に立ち会ってるんじゃないか」

とね。

(以下、よくわからないことを書きますから注意)

3人目のプリキュアはいつきさんでした。
学園の生徒会長にして、学生服に身を包み、なおかつ、家では道場の跡取りとして日夜鍛錬しています。文武両道で心優しいパーフェクトレディ。
ただ、彼女は病弱な兄の変わりをつとめるという重圧から、カワイイモノに目がないという自分を殺しているわけです。

キュアサンシャイン登場.avi :

それがプリキュアになることにより、すべてが解消されたわけです。「カワイイ」ポプリとともに「カワイイ」カッコのプリキュアになり、「強い」自分を存分に出すことができるわけです。

そのことがこの1分の動画にがっちり現れております。

これまでは、公私の切り替えをして生きていたのが、ここでは、その公私を「同時」に発揮することができるのです。

彼女は、武芸に強い自分がイヤなワケでもないし、生徒会長としてみんなに頼られたり、凛々しくいる自分がイヤなわけでもない。兄のためにがんばってる自分もスキなはずです。
ただ、そのために「カワイイものがスキ」を抑えてるのが不満だったわけです。

だから、プリキュアの状態が最高。

そして、この動画ではその「両方」がものすごいスピードで現れていることがわかります。

ポプリを抱きしめているときの笑顔は「カワイイ」
プリキュアの種をもってパフュームにセットする見栄は「凛々しい」
パフュームのいい匂いで変身するのは「カワイイ」
そして変身してチカラがみなぎるのは「つよい、凛々しい」

こういう風にスイッチし続けております。

ソース忘れましたが、「PCは分身の術」というコラムを読んだことがあります。
PCは、ブラウザを表示して、動画を見つつ、メールもチェックできるなんてことができますが、これらはものすごいイキオイで、PCがそれぞれの機能を順々に処理してるからできることなんですね。それが多すぎるとフリーズしたりするわけです。

彼女がパフュームを頻繁に持ち替えるのがその暗喩にほかならないと思います。
DJがフェーダーをいじって、2つのターンテーブルの音を切り替えるように、強い明堂院家の跡取りと、カワイイものが大好きないつきを切り替えてる。

ツンデレにおけるツンとデレのスイッチのスピードを早くすることで、「同時」に表現する。あるいは、二重人格ではおなじみのカワイイ少女と残虐な殺人鬼が「同時」に存在する。
つまりマルチタスキングですよ。

歴史的発明といえます。そして、これはアニメじゃないと表現できません。
実写はもちろん、マンガもムリだし、ゲームなんかも「意味が無い」からムリ。

これから流行るかどうかはわかりませんがこういうこともできるという意味で歴史に残るのではないかと思いましたよ。

なお、わたしはえりか派です。