おお、久しぶりに読んだ小説がコレだったりするおれだ。1時間くらいで読破したぜ。
[【2ch】日刊スレッドガイド : あたし彼女のガイドライン]
すでに、ガイドラインがでるほど人気が爆発しているこの文体は、いろいろと考えさせられるものがあります。
ま、これ1作でケータイ小説をわかったような気になっていろいろ書くのも気持ち悪いのですがね。
この小説には一切の句読点がないんですよ。これがすげえなあと思いました。
逆に考えると、句読点というのは、圧縮ソフトみたいな役割を果たしているんだなと思いました。限られたスペースに効率よく情報をつめこむために開発されたツールとして句読点は存在するのですね。
それが今や必要としないと。昔は紙もペンも墨も貴重品だったもんね。1文字1文字が大事だったからね。でも、それは過去の話だわな。
掲示板やら、mixiの書き込みなんかでも、けっこうな割合で句読点はなくて、それにこだわってるのは、単に「おれって国語大事にしてっからよ」レベルの自己満足でしかないですよね。
ま、個人的に自己満足のほうにいるのであって、句読点がない文章はすっごく読みづらいですけどね。
ま、おれの行間開けるのもそれと同類ですもんね。こんな行間あけるのはもったいないしね。
あと、話もおもしろかったんだコレ。最後まで読んだし。
ネタバレ上等で衝撃的だったシーンを書かせてもらいます。
ビッチが主人公です。堕胎2回に、不倫して浮気された妻から刺された過去があるような女で、セフレもタスクバーで常駐してるような状態。
ところが、男にマジ惚れ。で、これまでは金もくれるウハウハなセフレだったのが、彼氏として気になりだすと、彼のベッドルームにあるピンクの枕が目について問いただすのよ。
そうしたら死んだ元カノのだと。
そこで彼女はブチ切れて部屋を飛び出す。まあ、ここまでは理解できるけど、ドアから出るなり、セフレに電話して、迎えにこさせて、ホテルでパツイチ決めるんだよね。
そういうウサの晴らし方をするのか!ってビッチに知り合いがいないおれとして目からウロコだったのです。
でもって、やっぱり彼以外に抱かれても気持ちよくないって自分の本当のココロに目覚めるのよ。セフレにnakadashiされたあとにシャワーで身体流しながら。。
そいで、その心情の変化を持って、「ワタシ変わった。気づいて」みたいなモノローグが入るの。
おもしろすぎる。
そのあと、フリーメーソンの暗躍や、チベットの武装僧侶と中国兵の血で血を争う戦いの中、翻弄される日本人少女や、イースター島のモアイに隠された謎がからんできたりの1大スペクタクルにまで発展していくんですけどね。まあ、あまりネタバレするのもよくないからね。
[コイチゴ通信]
ジャクソンファイヴの元メンバーだった、瀬戸内寂聴さん(ジャネットの姉で、マイケルの妹)もケータイ小説「あしたの虹」ってお書きになっておられますが、やはり文体の差は歴然ですね。まさか句読点の有無で差がわかるとは思いもよりませんでしたが。
【1億円あったらどうする?】
みんなとジャカスカ使いきる
[ぱーぷるさんのプロフ]
まあ、「ジャカスカ」のところでも、「あれ、この人は何歳?」って思ったりもしますね。
やっぱり
句読点って
とらわれる
てか
マジ
読みづらい
てか
ちょっと
感動した
マジで
あと
ガイドラインネタで
アルジャーノンに花束を
が
あれば
よかった
みたいな