普通、ロボットやCGキャラクターの外見がリアルであればあるほど、つまり本物の人間に近ければ近いほど親しみを覚えます。しかし、それがあるラインを越えると、親しみやすさのグラフが突然反転し、逆に「恐怖」や「不気味さ」を感じるようになる。これがいわゆる「不気味の谷」と呼ばれる現象です。

うん、あるあるだね。

「私たちの脳は、ロボットがロボットのような動きをする場合や、人間が人間のような動きをする場合には違和感を感じません。しかし外見が人間そのものであるにもかかわらずロボットのような動きをした場合、脳は予測と違った結果に違和感を感じるのです」

いつもたえず「まちがいさがし」をしているんだろうなって気がするときがあります。それが気持ちいいか気持ち悪いか。いずれにしてもそれは変化、すなわち「まちがい」がもたらすものだよなあと思ったりはするのです。
だから、恐怖を引き起こすオブジェクトは必ずニンゲンのどこかを使っているとかなあ。

ちなみにWikipediaでは、代表的な「不気味の谷」の実例のひとつとして、映画版「ファイナルファンタジー」を挙げています。個人的には、「L.A.ノワール」くらいリアルだともはや何も感じなかったりするのですが、これはモーションがリアルだからか、それとも外見的に「不気味の谷」を通り越してしまったということなのでしょうか。今回はアンドロイドを使っての実験でしたが、いずれゲームのキャラクターを使った実験も行ってみてほしいですね。

ただ、世の中には、好んで「不気味の谷」に突入する層もいますよね。だから、上記引用のそれぞれをためしたり気持ち悪がったりしてるわけで。そして、それを通り越した技術が生まれるわけだよなあ。アーリーアダプターっての?

最近だと、あれっすか、江口愛美さんか。あれは不気味の谷を越えてないでしょ?


これは「不気味な谷」なんでしょうか。