【バカッター】ついに究極ツイート 「強盗なう!」 : あじゃじゃしたー

http://blog.livedoor.jp/chihhylove/archives/8032602.html

27日午後11時5分ごろ、千葉県成田市のラーメン店に男が押し入り、男性店員に包丁を突きつけ、現金約25万円を奪う事件が発生。犯人は間もなく現行犯逮捕され、一件落着となったが、居合わせた客の1人が店員に刃物を向けた犯人の生々しい写真をツイッターに投稿。
成田署は「犯人を刺激する場合もある。2度としないでほしい」と話している。

いやこれは本当にスゴイ。
やったことの是非でいうとそりゃもう非です。
これで犯人が逆上して刺されたら、今度は自分の死体がTwitterに投稿されるわけだしなあ。
「バカッターが刺されたー」とかいってな。

だけど、すげえな。なにがすごいってつまり「こういうこと」ができるようになっているということ。
やっていることは食べ物の写真を撮っているのといっしょですよね。アイスケースや精米機の中に入ってるのといっしょ。
「撮れるから」「送れるから」やっているんだからねえ。

でも、今回のは同じだけどちがうよな。

[スクープ映像や衝撃映像を買い取る投稿動画サイト|スクープドットコム]

こういうサイトが有ります。
事件事故の写真を投稿するとそれが「金」になります。
スペシャルで5万(動画なら10万)、あるいはそれ以上を狙うことができる「チャレンジ価格」ってやつですよ。

チャレンジ価格 話題性のある貴重な映像・写真、希少価値の高い映像や写真、入手困難な映像

こっちに送ればよかったのにバカだなあもったいないって意味ではバカッターではありますが、「そういう」写真を撮ってるってことですよね。

そしてこれは素人がそんなことしてるから「バカッター」であって、ここにマスコミが居合わせたらそれこそ大威張りで「本紙記者が居合わせました」なんて流してたろうし。

上記のスクープドットコムってとり・みき氏によって大昔マンガ化されたことが実際に行われているんですよね。
謎のレンタルビデオ店、PCに名前を打ち込むとそのヒトの「映像」を借りることができるってサービス。
つまり、あちこちにある防犯ビデオカメラやら盗撮されたものをデータベース化されているわけですよ。
で、主人公は妻の名を打ち込んで彼女が浮気しているのをラブホテルの盗撮カメラでみて興奮する。そして発奮するわけです。なにに?(ま、だいぶ前の作品なのでネタバレしますが)、毎日ビデオカメラを持って撮りまくることを。

今やスマホSNSのおかげで日本人の多くがこの秘密クラブの会員になってしまいましたよ。
実際、ネットを探したら、誰かに撮られた自分はみつかりそうですよね。さもなくばパンツだけとかでも。

出来の悪い芸に対して観客がブーイングしているのが炎上なんです。だから、炎上させる側にも加害者意識なんておそらくないです。“くだらない芸で受けると思うな”と見巧者のつもりで批評しているんです。個人情報をさらすというのも“演者”に生卵やトマトを投げつけるような気分でしていることではないんでしょうか
[内田樹「ツイッターの炎上は出来の悪い芸へのブーイング」 – ガジェット通信]

今はそう。

[冷蔵庫に入りバイト先を閉店に追い込んだ学生 人生に悩み中 – SNN(Social News Network)]
[「私は冷蔵庫に入りません」違反すれば賠償金も 店側が誓約書で「バカッター」対策に乗り出した (1/2) : J-CASTニュース]

ただ、もうすぐに、自分のツイートが、プラスにせよ、マイナスにせよ、「金」が関係してくることを学習してくると思うんだよな。
いわゆるバカッターの方も、自分の金が増えたり減ったりすることに関しては興味があると思うし、行動が慎重(大胆)になったりするかもですしね。

だから、来年の今ごろですね。

今夏Twitter仕事しすぎだろww

これは某バカッター関連のまとめスレのオチに使われていたコトバです。今夏はTwitterも気温も相当に暑かった。いやさ熱かった。
で、来年はどうなるんでしょうかね?
動画のバカッターが台頭するか? それとも1億総スクープ狙いのハンターになるか? あんまり今年と変わらないか。それとも予想もつかないWEBサービスがはじまって席巻するか? ガンダムトミノフスキー粒子みたいのができてケータイが使えなくなるか。おれは好きな子とイチャイチャしたりできるか? 宝くじとかで8億円とか当たって左うちわか?

来年の夏が楽しみデスね。